AN 754:インテル®の低消費電力FPGAにおける受動抵抗ネットワークを使用するMIPI D-PHYソリューション

ID 683092
日付 4/03/2019
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MIPIトランスミッターに向けたFPGA I/O規格の仕様

差動HSTL-18、1.8 V LVCMOS、および2.5 V LVCMOS I/O規格に向けたDC仕様は、それぞれのデバイスのデータシート に記載されたとおりです。FPGAがMIPI D-PHYトランスミッタとして機能する際、FPGA I/Oから送信されたHigh-Speed信号とLow-power信号は、受動抵抗ネットワークを使用することでHigh-SpeedおよびLow-Power MIPI D-PHYレシーバ仕様を満たすことができます。

表 10.  差動HSTL-18、1.8 V LVCMOS、および2.5 V LVCMOS I/O規格のDC仕様
I/O規格 VCCIO (V) VOL (V) VOH (V)
Min Typ Max Max Min
HSTL-188 Class I、II 1.71 1.8 1.89 0.4 VCCIO – 0.4
1.8 V LVCMOS 1.71 1.8 1.89 0.45 VCCIO – 0.45
2.5 V LVCMOS 2.375 2.5 2.625 0.4 2
8 差動HSTL-18は、2つのシングル・エンドHSTL-18出力バッファで構成され擬似差動I/O規格です。1つのシングル・エンド出力バッファはPチャネルであり、もう1つのシングル・エンド出力バッファはNチャネル(Pチャネルが反転されたもの)です。出力差動信号(VOD)は、VOH–VOLの差です。出力コモンモード電圧(VOCM)はPチャネルとNチャネルに対し信号が交差する点です。