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1.4.1.4. ブートローダ生成ツール:BSPエディタ
BSPエディタ・ツールは、ブートローダ・イメージのコンフィギュレーションと生成にあたってガイド・オプションを提供します。BSPエディタ・ツールは、settings.bspファイルに保存されているBSPコンフィギュレーション設定を変更することで既存の生成済みブートローダの編集にも使用することができます。以下は、BSPエディタのメイン・インタフェースです。
図 20. BSPエディタ

このツールでは、以下の選択が含まれるコンフィギュレーション・オプションが利用可能です。
- 関連するHPSハンドオフ・ファイル
- ターゲットOS(U-BootとUEFIブートの両方がU-Boot OSセレクションnを使用します)
注: U-Bootは本ユーザーガイドで詳しく解説していますが、第2ステージ・ブートローダ・ソースとしてUEFIを使用する方法についても紹介しています。詳細は、「付録 B:UEFIブートローダのビルド」を参照してください。
- ブートローダの位置
- ソースおよびコンフィギュレーションの設定(BSP設定)
これらのオプションは、新しくブートローダのコンフィギュレーションを作成する場合も、既存のブートローダのコンフィギュレーションを編集する場合も選択可能です。次の図は、新規にブートローダを生成する際の設定画面を表しています。
図 21. 新規にブートローダを生成する際のBSP設定

新規にBSPを作成する場合や既存のBSPを編集する場合、BSPエディタでは以下の選択が可能です。
- Preloader settings directory:HW HPSハンドオフ・ファイルの位置
- Operating system:ターゲット・プラットフォーム・ブートローダ(U-BootまたはUEFI)
- Version:ターゲット・プラットフォーム・ブートローダのバージョン(デフォルトまたは推奨を使用)
- BSP target directory:生成されたBSPの位置
- BSP Settings File name:BSP設定ファイルの位置
- Enable Additional Tcl Script:追加のカスタム設定へのTclスクリプトを含める
- Additional Tcl script:追加のTclスクリプトの位置
最初のコンフィギュレーション設定を入力した後、ブートローダ・ソース・デバイスの選択、プラットフォール・モデルの選択、FPGAコンフィギュレーション・ファイルに編集を加え、生成後に自動でブートローダをビルドするかどうかを選択することができます。次のBSPエディタ画面は、コンフィギュレーションの一例を表しています。
図 22. コンフィギュレーション例

以下は、この画面上で選択可能なコンフィギュレーションです。
- boot_device:生成されたブートローダに対しターゲット・ブート・デバイスを選択
- model:ターゲットSoCデバイス・プラットフォーム
- peripheral_rbf_filename:ペリフェラルFPGAコンフィギュレーション・ファイル
- core_rbf_filename:コアFPGAコンフィギュレーション・ファイル
- disable_uboot_build:このオプションを選択すると、BSPはビルドされません(デフォルト)
注: boot_deviceコンフィギュレーションはHPS Megawizard内で選択し、この画面のboot_deviceプルダウンからは変更しないでください。