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1.7.1. コールド・ブート・デバッグ
コールド・ブートはボードへの電源の再投入あるいは適用可能な場合にはコールド・リセットの発行により開始されます。
機能時のブートに関連する問題には以下の共通する兆候があります。
- ハードウェアにアクティビティが見られない(例:LEDが点滅していない)
- ディスプレイ・コンソールにアクティビティが見られない(例:UART出力やHPSソフトウェアが実行されない)
- ブート・ソフトウェアの実行が割り込みされ、フリーズしている
ブートROMはパワーアップあるいはコールド・ブート中に実行される最初のブート・ステージですが、ブートを確実に成功させるにはこの他にも検証を要するハードウェア依存が存在します。加えて、ロジック・アナライザやオシロスコープといった測定装置もブート・プロセス中に信号の状態とレベルのチェックやアクティビティのモニタに使用可能です。ハードウェア・プラットフォームが安定しており、ブート・ソフトウェアの依存が仕様範囲内であることを検証することで、ブートROMとブートローダが確実にロードおよび実行されます。
以下は、確実にブートを成功させるために確認すべき依存性のサンプルです。
- ボードの電源をチェックします。仕様の範囲内であり、過度のノイズが存在しないことを確認します。
- 電源シーケンスが正しい順序であり、すべてのレベルが各ステージで仕様の範囲内であることを確認します。
- 入力クロックは、その振幅、周波数、ノイズ、およびジッタを検証しておく必要があります。
- すべてのリセット信号がデザインの仕様およびレベルにシーケンスされていることを検証します。