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1.1.1. 一般的なブート・フロー
HPSのブートは、複数のステージ・プロセスを経て実行されます。各ステージは、次のステージのロードに影響します。
第1ステージは、ブートROMの実行です。HPS内に位置するブートROMコードは、プロセッサをリセットから立ち上げ、既知の状態および安定した状態にします。次に第2ステージ・ブートローダを検索し、次のステージへコントロールを移譲します。ブートROMコードは、第2ステージ・ブートローダのみを把握しており、後続の潜在的なソフトウェア・ステージは把握していません。この期間、ブートROMはエラー条件もシームレスに処理します。
次のステージは、コントロールが第2ステージ・ブートローダに移譲される際に開始されます。第2ステージ・ブートローダは、外部フラッシュ・メモリ、あるいはFPGA内のどちらかのHPS外部に位置します。FPGAを使用する場合、第2ステージ・ブートローダはオンチップRAMにコピーをしなくても直接FPGAから実行可能です。第2ステージ・ブートローダは後続のステージ・ソフトウェアを検索し、ロードします。
コントロールが第2ステージ・ブートローダに移譲される前に、セキュア・ブートがイネーブルされているのであれば、暗号化/認証化が可能です。
ウォーム・リセット後、ユーザはオンチップRAM内でイメージを検索するようブートROMに指示を出し、直接実行することが可能です。この場合、RAM内に格納されたイメージは、あらかじめ認証化されたコードとしてオンチップRAMにインポートされている場合でも、未認証のクリアテキストとなります。
次の図は、一般的なブート・フローを表しています。ユーザ・ソフトウェア内のソフトウェア・ステージの数は、この図の限りではなく、ソフトウェア・ステージの役割も異なる場合があります。