インテル® Cyclone® 10 LP FPGA デバイス用 Early Power Estimator ユーザーガイド

ID 683743
日付 5/08/2017
Public
ドキュメント目次

3.9. Cyclone® 10 LP EPE - Enpirion ワークシート

Enpirion 電源デバイスは、 インテル® FPGA デバイスのパワーレールの電源要件を満たすものがあります。電源デバイスは、負荷電流、入力電圧と出力電圧、電源供給コンフィグレーションに基づいて選択されます。

Regulator Selection の表の各行は、シングル・パワー・グループの消費電力を表します。パワーグループは、同じソースから使用可能なレールを組み合わせて作成されます。Enpirion デバイス選択は、Report ワークシートの Maximum Power Characteristics および Regulator Group セクションの Main ワークシートがグループ化のエラーなしで正しく設定されている場合に有効です。

次の図では、12 V オフライン・レギュレーターは、Group1と5に入力電源を供給しています。Group5に供給する3V レギュレータ ーは、Group2、3、および4の入力電力を供給する中間バスとしても機能します。

図 22. Early Power Estimator スプレッドシートの Enpirion ワークシート
表 15.  Enpirion ワークシート情報
カラムヘッダー 説明
Group 必要なレギュレーター数を最小限に抑えるために、互換性のあるレールが組み合わせられています。追加情報については、Report ワークシートを参照してください。また、Main ワークシートのグループ化エラーも参照してください。
Regulator Input Voltage (V) 入力電圧を入力します。出力電圧は、この電圧から供給されます。このフィールドは、Parent Group を0以外で入力している場合は自動的に入力されます。
Load Current Margin コンポーネントのばらつきを考慮して負荷電流に追加されるマージンです。デバイスのばらつきや動作条件の全範囲にわたってソリューションの熱能力を保証するには、デフォルト値 30% を維持することを推奨しています。ただし、特性や条件が完全に定義されている場合は、マージンの減少はよりコスト効率の優れたソリューションにつながる可能性があります。これらの値を変更する際は注意してください。
Parent Group グループ電圧の1つは、中間バス電圧として使用され、ここにグループ番号が入力されます。
Regulator Type 場合により、リニア・レギュレーター (LDO) がグループ電圧の1つを供給するのに適しています。LDO の効率は、出力電圧と入力電圧の比率です。図では、Group2が LDO で効率的に供給されていることを示しています。必要に応じて、Group2の行で Linearを選択します。
POK シーケンシングをアシストするために Power OK(POK) 出力を有するレギュレーターを選択し、Yesを選択します。
Suggested Enpirion Part 推奨 Enpirion 部品は、Load Current (A)Regulator Type、およびPOKのセクションにより近いデバイスの部品番号が自動的に入力されます。ドロップダウンは、同等またはそれ以上の電流機能を持つデバイスをオプションで選択するために使用されます。
Pin Compatible Parts ピン互換部品は、Suggested Enpirion Partと同じ PCB フットプリントにできる同等またはより高い電流能力のデバイスです。ピン互換部品を使用する際は、追加コンポーネントまたはコンポーネント値の変更が必要な場合があります。