インテル® Cyclone® 10 LP FPGA デバイス用 Early Power Estimator ユーザーガイド

ID 683743
日付 5/08/2017
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ドキュメント目次

3.6. Cyclone® 10 LP EPE - PLL ワークシート

Cyclone® 10 LP デバイスは、一般的な使用のための PLL を備えています。Early Power Estimator (EPE) スプレッドシートの PLL ワークシートの各行は、デバイスの1つ以上の PLL を表します。PLL ごとに、より大きい出力周波数と VCO 周波数を入力します。また、各 PLL が LVDS、左 / 右、またはトップ / ボトム のいずれの PLLであるかも入力します。

PLL がソース・シンクロナス SERDES ハードウェアを駆動する場合、LVDS PLLと呼ばれます。専用のトランスミッターまたはレシーバーを使用、および LVDS PLL でシリアライズまたはデシリライズを実行する場合は、PLLワークシートで LVDS PLL を指定し、電力の情報を入力します。LVDS PLL は、電圧制御オシレーター (VCO) 周波数で LVDS クロックツリーとダイナミック・フェーズ・アラインメント (DPA) バスを駆動します。LVDS PLL が LVDS ハードウェアのみを駆動する場合は、適切な VCO 周波数を入力し、出力周波数0 MHzを入力します。また、LVDS PLL がピンまたはコアにクロックを駆動する場合は、出力周波数としてそのクロック周波数を入力します。

図 19. EPE スプレッドシートの PLL ワークシート
表 13.  PLL ワークシート情報
カラムヘッダー 説明
Module PLL 名を入力します ( オプション値 )。
# PLL Blocks 同じ特定の出力周波数と VCO 周波数の組み合わせを持つ PLL ブロック数を入力します。
Output Freq (MHz) PLL のより大きい出力周波数を単位 MHz で入力します。より大きい出力周波数は、Quartus II Compilation Report のOutput Frequency 列に表示されます。Compilation ReportFitterを選択し、Resource Sectionをクリックします。PLL Usageを選択し、Output Frequencyをクリックします。
VCO Freq (MHz) このモジュールの内部 VCO 動作周波数を入力します。 LVDS PLLは、この周波数で LVDS クロックツリーと DPA バスを駆動します。この周波数は、VCD ポスト・スケール・カウンターを含みます。
VCO Freq (MHz) 汎用 PLL として内部 VCO 動作周波数を入力します。
Total Power (W) 入力したより大きい出力周波数と VCO 周波数に基づいて、VCCAと VCCDを組み合わせた消費電力の見積りを単位 W で示します。この値は自動的に計算されます。
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サポートされるデバイスファミリーの PLL について詳しくは、Cyclone® 10 LP Device Handbook のClock Networks and PLLsの項を参照してください。