AN 539: インテル® FPGAデバイスにおけるCRCを使用したエラー検出および回復のテスト方法

ID 683075
日付 8/09/2019
Public
ドキュメント目次

1.4. エラー・インジェクション

エラー検出ブロックをテストする目的で、意図的にエラーを注入することができます。このエラー注入手法により、デザインの検証およびシステム障害の許容特性評価を行います。EDERROR_INJECT JTAG命令を使用することで、シングルエラー、ダブルエラー、またはダブル隣接エラーをコンフィグレーション・メモリーに注入することが可能になります。

EDERROR_INJECT JTAG命令は、内部スクラブをテストするようにはデザインされていません。内部スクラブ機能を検証する場合は、 インテル® Quartus® Prime Fault Injection Debuggerを使用することをインテルでは推奨しています。

表 6.   EDERROR_INJECT JTAG命令
JTAG命令 命令コード 説明
EDERROR_INJECT 00 0001 0101 この命令は、エラーの注入に使用される21ビットのJTAGフォールト・インジェクション・レジスターを制御します。
注: Stratix® V IIIデバイスの場合、EDERROR_INJECT JTAG命令は50 MHzのエラー検出周波数でのみ実行可能です。詳細については関連情報を参照してください。