AN 539: インテル® FPGAデバイスにおけるCRCを使用したエラー検出および回復のテスト方法

ID 683075
日付 8/09/2019
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ドキュメント目次

1.1.4. エラー・メッセージ・レジスター (EMR)

EMRには、エラータイプ、エラー位置、および実際の症状についての情報が含まれています。このレジスターの幅は Arria® II、 Stratix® III、および Stratix® IVデバイスでは46ビットで、 Arria® V Cyclone® V、および Stratix® Vデバイスでは67ビットです。表 2表 3 は報告されるエラーのタイプと位置を表しています。EMRは他のエラータイプに対して位置ビットを特定しません。

エラーの位置は、列のフレーム番号、フレーム内のバイト位置、およびバイト内のビット位置で構成されています。このレジスターの内容は、SHIFT_EDERROR_REG JTAG命令でシフトアウトすることが可能です。またはコア・インターフェイスを介してコアへシフトアウト可能です。

表 1.  SHIFT_EDERROR_REG JTAG命令
JTAG命令 命令コード 説明
SHIFT_EDERROR_REG 00 0001 0111 JTAG命令は、TDIピンとTDOピンの間のエラー検出ブロックのJTAGピンにEMRを接続します。

エラーが発生すると、EMRの内容が更新されます。EMRの内容は、次のエラーメッセージで上書きされる前に転送する必要があります。2つのEMRの更新の間の最小間隔時間はデバイスによって異なります。EMRの最小更新間隔の詳細については、以下の関連情報を参照してください。

注: エラー検出の周波数を制御することで、エラー検出プロセスの速度を落とし、EMRの読み出しに十分な時間を確保することができます。