インテル® Cyclone® 10 GX FPGA デバイス用 Early Power Estimator ユーザーガイド

ID 683150
日付 5/08/2017
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ドキュメント目次

A. スタティック消費電力の測定

デザインでスタティック消費電力を測定するには、次の手順を行います。

  1. デバイスが正常にコンフィグレ―ションされ、ユーザーモードであることを確認します。(CONF_DONE、NSTATUS, NCONFIG、および TSTPOR 値は high の必要があります。)
  2. 安定したジャンクション温度 ( 熱平衡 ) に達するまで待ちます。
    • 熱制御チャンバーの使用を推奨します。
    • オンチップ温度検出ダイオード (TSD) を使用して FPGA のジャンクション温度を測定することができます。TSD の使用の詳細については、デバイスのマニュアルを参照してください。また、TADC でジャンクション温度を測定することも可能ですが、精度は低下します。
    • 熱制御チャンバーが使用できない場合は、オンチップ TSD または TADC からの温度フィードバックを使用して、所望のジャンクション温度にするためにヒートシンク・ファンを制御します。
    • ヒートガンを使用しての所望の温度にすることもできます。しかしながら、この方法は熱制御がわずかになります。
  3. すべての入力を一定に保ち、I/O をトグルしないでください。いずれのクロック信号もトグルしないでください (TADC で温度を測定する場合は、TADC へのクロックを除きます )。
  4. ボード設計によっては、スタティック消費電流を幾つかの方法の1つで測定することができます。
    • シャント抵抗両端の電圧降下の測定のためにレギュレーターを使用し、電源管理バス (PMBus) / システム管理バス (SMBus) インターフェイスを介して電源管理を照会します。
    • PMBus / SMBus をサポートしているレギュレーターが利用できない場合、シャント抵抗両端の電圧降下を各電源ごとに手動で測定でき、電圧降下から電流を計算することができます。
    • 外部電源を使用する場合は、製造元の仕様に従った電源から電流測定を照会してください。
  5. デザインの総消費電力のスタティック消費電力のコンポーネントを分離して理解したい場合は、ある範囲の温度で幾つかの電流測定を行い、各測定のジャンクション温度を記録します。スタティック消費電力の測定と対応する総消費電力の測定の相互関係を示すには、ジャンクション温度を参照してください。
  6. シリコン・スタティック消費電力の測定は、Power Analyzer report からのスタティック消費電力の見積りと比較することができます。また、コンパイルしたデザインのデータを.csvファイルとして Cyclone® 10 GXデザイン用 Early Power Estimator にインポートし、比較のためのスタティック消費電力の見積りを取得することもできます。Power Analyzer または Early Power Estimator の電力特性を Maximum に設定してください。