Mailbox Client Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683290
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

2. 付録: CONFIG_STATUS および RSU_STATUS エラーコードの詳細

CONFIG_STATUS および RSU_STATUS コマンドを使用すると、現在のコンフィグレーション・ステータスまたは現在のリモート・システム・アップグレード・ステータスを確認することができます。エラーがない場合、コマンドは0を返します。操作が成功しなかった場合、コマンドは少なくとも1つのエラーコードを返します。エラーコードに関しては、次の表に示されています。

コマンドヘッダーの Error Code フィールドは、主要なエラーコードと軽微なエラーコードの詳細を提供します。CONFIG_STATUS および RSU_STATUS コマンドにおいて主要なエラーコードおよび軽微なエラーコードを表す特定のビットに関しては、コマンドのリストとその詳細の表を参照してください。

図 9. コマンドヘッダーの形式

表 88.  CONFIG_STATUS および RSU_STATUS の主要なエラーコード詳細次の表は、Error Code フィールドを介して受信する主要なエラーコードとその説明を示しています。
主要なエラーコード エラータイプ 詳細
0xF001 ERR_BITSTREAM_ERROR ビットストリーム・エラーを示します。
0xF002 ERR_EXT_HW_ACCESS_FAIL 外部ハードウェア・アクセス・エラーを示します。
0xF003 ERR_BITSTREAM_CORRUPTION ビットストリーム破損エラーを示します。
0xF004 ERR_INTERNAL_ERROR ビットストリーム要素の誤認による内部エラーを示します。
0xF005 ERR_DEVICE_ERROR デバイス操作エラーを示します。
0xF006 ERR_HPS_WDT

HPSウォッチドッグ・タイムアウト・エラーを示します。デザインでウォッチドッグ・タイマーが正しくリセットされるようにしてください。

0xF007 ERR_INTERNAL_UNKNOWN_ERROR

未知のタスクによる内部デバイスエラーを示します。

0xF008 ERR_SYSTEM_INIT_ERROR

システム初期化の失敗によるエラーを示します。

0xF009 ERR_DECRYPTION_ERROR

ビットストリームの復号化によるエラーを示します。

表 89.  CONFIG_STATUS および RSU_STATUS の軽微なエラーコードの詳細次の表は、Error Code フィールドを介して受信する軽微なエラーコードとその説明を示しています。
軽微なエラーコード 詳細
0x0001 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0x0002 次の条件によるQSPI関連のエラーを示します。
  • QSPIデバイスとFPGAデバイス間の接続が正しくない
  • QSPIデバイスがリセットモードである
0x0003 破損したビットストリームが原因のコンフィグレーション・エラーを示します。デバイスとコンフィグレーション・ソース間の接続が有効であることを確認してください。
0x0004 デバイスと互換性のないビットストリームが原因のコンフィグレーション・エラーを示します。正しいビットストリームを使用していることを確認してください。
0x0005 - 0x0007 破損したビットストリームが原因のコンフィグレーション・エラーを示します。デバイスとコンフィグレーション・ソース間の接続が有効であることを確認してください。
0x0008 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0x0009 - 0x0014
0x0015 コンフィグレーション時のビットストリーム認証エラーを示します。正しい署名キーでビットストリームに署名していることを確認してください。
0x0016 破損したビットストリームが原因のコンフィグレーション・エラーを示します。デバイスとコンフィグレーション・ソース間の接続が有効であることを確認してください。
0x0017 - 0x0024 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0x0025 コンフィグレーション時のファームウェア移行エラーを示します。デバイスのファームウェアと現在の Quartus® Prime開発ソフトウェアのバージョンに互換性があることを確認します。

回復するには、現在実行中のファームウェアをデバイスから削除します。

0x0026 - 0x0031 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0x0032

コンフィグレーション時のPMBUSエラーを示します。 Quartus® PrimeプロジェクトのVID設定が正しくありません。

ターゲットデバイスで、ボード上のスマート・レギュレーターまたはPMBUSマスターとの通信に失敗しています。

0x0033

コンフィグレーション時のPMBUSエラーを示します。 Quartus® PrimeプロジェクトのVID設定が正しくありません。

ターゲットデバイスで、ボード上のスマート・レギュレーターまたはPMBUSマスターとの通信に失敗しています。

0x0034 - 0x0035 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0x0036 予約済み
0x0037 - 0x0041 破損したビットストリームが原因のコンフィグレーション・エラーを示します。デバイスとコンフィグレーション・ソース間の接続が有効であることを確認してください。
0x0042 互換性のないパーシャル・リコンフィグレーション (PR) ビットストリームを示します。現在のベースデザインと互換性のあるPRビットストリームを使用していることを確認してください。
0x0043 - 0x0049 予約済み
0x004A- 0x004F コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0x0050 コンフィグレーション中のエラーを示します。 Quartus® Primeプロジェクトとターゲットデバイスでデバイスが一致しません。
0x0051 - 0x0052 破損したビットストリームが原因のコンフィグレーション・エラーを示します。デバイスとコンフィグレーション・ソース間の接続が有効であることを確認してください。
0x0053 - 0x0054 破損したビットストリームが原因のビットストリーム複合化エラーを示します。デバイスとコンフィグレーション・ソース間の接続が有効であることを確認してください。
0x0055 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0x0056 - 0x0058 破損したビットストリームが原因のコンフィグレーション・エラーを示します。デバイスとコンフィグレーション・ソース間の接続が有効であることを確認してください。
0x0059 - 0x0061 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0x0062 破損したビットストリームが原因のコンフィグレーション・エラーを示します。デバイスとコンフィグレーション・ソース間の接続が有効であることを確認してください。
0x0063 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0x0064 - 0x0066 破損したビットストリームが原因のコンフィグレーション・エラーを示します。デバイスとコンフィグレーション・ソース間の接続が有効であることを確認してください。
0x0067 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0x0068

検出されたビットストリームは、セキュリティー設定のために互換性がないことを示します。高度なセキュリティー対応デバイスからのビットストリームを高度なセキュリティー非対応デバイスで使用することはできません。

Quartus® Primeプロジェクトのデバイスがターゲットデバイスと一致していることを確認します。

0x0069

サポートされているパーシャル・リコンフィグレーション (PR) 認証の最大数に達しているため、検出されたビットストリームが無効であることを示します。ビットストリームでは、最大32個のPRパーティションをサポートします。

0x006A - 0x0075 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0x0088 - 0x0090 UIB リファレンス・クロックが原因のコンフィグレーション・エラーを示します。デバイスでUIB refclkが有効になっていることを確認します。
0xC001 コンフィグレーション中のファームウェア・エラーを示します。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。
0xC002 - 0xC006 リコンフィグレーション中のビットストリーム・エラーを示します。ビットストリームの有効性を確認してください。破損している場合は、ビットストリームを再生成して再度コンフィグレーションします。
0xC007 他のファームウェアのバージョンまたはアプリケーション・イメージへの移行によるエラーを示します。ビットストリームが有効であることを確認してください。破損している場合は、JTAGインターフェイスを介し、RSUでQSPIフラッシュを再生成して再プログラミングします。
0xC008 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0xC009 リコンフィグレーション時のビットストリーム認証エラーを示します。正しい署名キーを使用してビットストリームに署名していることを確認してください。
0xC00A コンフィグレーション中のエラーを示します。回復するには、デバイスの電源を再投入します。
0xC00B コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0xC00D コンフィグレーション中のハードウェア・エラーを示します。回復するには、デバイスの電源を再投入します。
0xC00E リコンフィグレーション中のビットストリーム・エラーを示します。ビットストリームの有効性を確認してください。破損している場合は、ビットストリームを再生成して再度コンフィグレーションします。
0xC00F QSPIフラッシュメモリー・アクセス時のエラーを示します。nCONFIG 信号をトグルしてデバイスをリコンフィグレーションする、もしくはデバイスの電源を再投入します。
0xD001 ファームウェアの認証に失敗したことを示します。ファームウェアの共同署名機能を有効にする場合は、正しいファームウェア署名キーを使用していることを確認してください。
0xD002 デザインの認証に失敗したことを示します。正しい署名キーでビットストリームに署名していることを確認してください。
0xD003 QSPIフラッシュからアプリケーション・イメージをロードする際のエラーを示します。アプリケーション・イメージがQSPIフラッシュ内の正しいアドレスに配置されていることを確認します。
0xD004 RSU CPBブロック解析時のエラーを示します。RSU CPBブロックが破損しています。回復するには、nCONFIG ピンをトグルしてRSUを再起動します。問題が解決しない場合は、RSU CPBブロックデータを再プログラミングしてください。
0xD005 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0xD006 ファクトリー・イメージのロードに失敗しています。ファクトリー・イメージが有効であることを確認してください。破損している場合は、フラッシュ内のファクトリー・イメージを再生成して再プログラミングします。認証を有効にしている場合は、正しい署名キーを使用していることを確認します。
0xD007 アプリケーション・イメージをロードする際のエラーを示します。アプリケーション・イメージの有効性を確認してください。破損している場合は、フラッシュ内のアプリケーション・イメージを再生成して再プログラミングします。
0xD008 フラッシュメモリー内のファクトリー・イメージ更新時のエラーを示します。ファクトリー・アップデート・イメージの有効性を確認してください。破損している場合は、フラッシュ内のファクトリー・アップデート・イメージを再生成して再プログラミングします。
0xD009 フラッシュメモリー内の決定ファームウェア更新時のエラーを示します。ファクトリー・アップデート・イメージの有効性を確認してください。破損している場合は、ファクトリー・アップデート・イメージを再生成して再プログラミングします。認証を有効にしている場合は、正しい署名キーを使用していることを確認します。
0xD00A フラッシュメモリー内の決定ファームウェア更新時のエラーを示します。更新プロセス時にフラッシュメモリーがリセットされた可能性があります。回復するには、nCONFIG 信号をトグルして更新プロセスを再開します。
0xD00B フラッシュメモリー内の決定ファームウェア更新時のエラーを示します。更新プロセス時にフラッシュメモリーがリセットされた可能性があります。回復するには、nCONFIG 信号をトグルして更新プロセスを再開します。
0xD00C フラッシュ内のRSU CPBテーブル更新時のエラーを示します。RSU CPBブロックデータが破損している可能性があります。回復するには、更新されたファクトリー・イメージを含むRSUイメージを再生成してフラッシュにプログラミングします。
0xD00D フラッシュメモリー内の結合アプリケーション・イメージ更新時のエラーを示します。結合アプリケーション・イメージの有効性を確認してください。破損している場合は、フラッシュ内の結合アプリケーション・アップデート・イメージを再生成して再プログラミングします。
0xD00E フラッシュメモリー内の決定ファームウェア更新時のエラーを示します。更新プロセス時にフラッシュメモリーがリセットされた可能性があります。回復するには、nCONFIG 信号をトグルして更新プロセスを再開します。
0xD00F DCIOセクション解析時のエラーを示します。DCIOセクションが破損している可能性があります。回復するには、新しい決定ファームウェアまたはDCIOセクションを含むRSUイメージを再生成し、フラッシュにプログラミングします。
0xD010 RSU CPB0テーブルのエラーを示します。CPB0テーブルが破損している可能性があります。CPB0を回復するには、新しい決定ファームウェアを含むRSUイメージを再生成し、フラッシュにプログラミングします。
0xD011 RSU CPB0およびCPB1テーブルのエラーを示します。CPB0およびCPB1テーブルのエントリーがどちらも破損している可能性があります。CPB0およびCPB1を回復するには、新しい決定ファームウェアを含むRSUイメージを再生成し、フラッシュにプログラミングします。
0xD012 非JTAGデバイスのプロビジョニングに成功していることを示します。成功した決定ファームウェアにより、最も優先度の高いアプリケーション・イメージがロードされます。
0xD013 デバイス・プロビジョニング時のエラーを示します。
0xE001 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0xE002 コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0xE003 - 0xE008 予約済み
0xE009 - 0xE00B コンフィグレーション中のエラーを示します。

デバッグ・ガイドラインに関しては、コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。最新の Quartus® Prime開発ソフトウェアのリリースで、修正が行われていないかを確認します。

0xE00C 予約済み