Mailbox Client Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683290
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

1.11.2. LibRSU HAL API

LibRSU HAL APIは、次のソフトウェア・ファイルの次のコントローラーで利用することができます。
  • librsu.h
  • librsu.c
  • rsu_client.h
  • rsu_client.c

HALドライバーは、SDMベースのデバイスのリモート・システム・アップデート機能を実装します。これによりインテルFPGAのイメージを更新し、リモートでデバイスのリコンフィグレーションを実行します。 Nios® IIおよび Nios® Vプロセッサーは、プロセス全体を通してリモート・システム・アップデート・ホスト・コントローラーとして機能します。

システムメモリーの最小スタックサイズまたはヒープサイズは、それぞれのSDMベースのデバイスの決定ファームウェアのサイズの2倍にすることを推奨しています。

注: 場合によっては、次のソースコードで文字列 MAILBOX_NAMEsystem.h に応じて変更する必要があります。
altera_s10_mailbox_client_flash_rsu.c
altera_s10_mailbox_client_rsu.c
LibRSU HAL APIを使用するには、ZLIBバイナリーが必要です。次のコードは、特定のバージョンに応じてZLIBライブラリーを生成し、フォルダー名を zlib に変更します。ZLIBバイナリーは、最新のバージョンを使用することが推奨されます。zlib.netホームページから入手可能です。
wget http://zlib.net/zlib-<version>.tar.gz 
tar xf zlib-<version>.tar.gz 
mv zlib-<version> zlib

次の図のように、zlib フォルダーの最終ディレクトリー・パスは、bsp プロジェクト・フォルダー (Nios Vプロセッサー・ボード・サポート・パッケージが含まれるフォルダー) の1つ上のレベルにする必要があります。

図 8. ディレクトリー構造