EPCQ-Aシリアル・コンフィグレーション・デバイスのデータシート

ID 683818
日付 10/01/2019
Public
ドキュメント目次

1.9.11. 一括消去操作完了時

このオペレーションは、すべてのメモリービットを1または0xFFに設定します。Write Bytesオペレーションと同様に、Erase Bulkオペレーションを実行する前に、Write Enableオペレーションを実行する必要があります。

Erase Bulkオペレーションは、nCS信号をLowに駆動し、DATA0ピンでErase Bulkオペレーション・コードをシフトインすることで実装することが可能です。nCS信号は、Erase Bulkオペレーション・コードの8番目のビットがラッチインされた後にHighに駆動されなければいけません。

図 16. 一括消去操作のタイミング図


デバイスは、nCS信号がHighに駆動された直後にセルフタイムのErase Bulkサイクルを開始します。セルフタイムのErase Bulkサイクルタイムの詳細については、下記の関連情報のtEB を参照してください。

メモリー内容にアクセスする前に、この遅延を考慮する必要があります。また、セルフタイムの消去サイクルが進行中にRead Statusオペレーションを実行することにより、ステータスレジスターの書き込み中ビットをチェックすることもできます。あるいは、セルフタイムのWriteサイクルの進行中にRead Statusオペレーションを実行することで、ステータスレジスターのWrite In Progressビットを確認することも可能です。セルフタイムのWriteサイクル中のWrite In Progressビットは1に設定され、それが完了すると0に設定されます。Eraseサイクルが完了する前に、ステータスレジスターのWrite enable latchビットは0にリセットされます。