インテル® FPGA SDK for OpenCL™プロ・エディション: プログラミング・ガイド

ID 683846
日付 4/01/2019
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ドキュメント目次

7.21. OpenCLコンパイルの高速化 (-fast-compile)

コンパイル時間を40%から90%削減し、カーネルの.aocxファイルを短時間で作成するには、-fast-compile インテル® FPGA SDK for OpenCL™オフライン・コンパイラー・コマンド・オプションをaocコマンドに含めます。

-fast-compileフィーチャーは、最適化の作業を減らすことによりコンパイル時間を大幅に削減します。

コマンドプロンプトで aoc -rtl <your_kernel_filename1>.cl -fast-compile コマンドを呼び出します。

警告:

-fast-compileフィーチャーを有効にすると、次のようなパフォーマンス上の問題が発生する可能性があります。

  • リソース使用率の増加
  • fmaxの低下および、それにより発生するアプリケーション・パフォーマンスの低下
  • 電力効率の低下

インテルでは、-fast-compileオプションを内部での開発目的にのみ使用することを推奨しています。

重要:
  • -fast-compileコンパイラー・オプションは、 インテル® Arria® 10以降のデバイスをターゲットにするOpenCLデザインをコンパイルする場合にのみ使用することができます。
  • デザインの完成後、 OpenCL* カーネルを-fast-compileオプションを指定せずに複数のシードでコンパイルし、最高のパフォーマンスを確立します。
  • -fast-compileフィーチャーが有効になっているか否かにかかわらず、OpenCLシステムの初期コンパイルを新しいボードおよび、新しいバージョンのインテルFPGA SDK for OpenCL プロ・エディションで行う場合、45分から60分の時間が追加で必要です。この追加される時間では、今後のコンパイルに備えコンパイルの一部をキャッシュしています (この動作はカーネルのパフォーマンスに影響しません)。このキャッシュを作成するには、環境変数$AOCL_TMP_DIRを共有できる書き込み可能なディレクトリーに定義します。デフォルトでこのキャッシュは、Linuxの場合、/var/tmp/aocl/$USERに、Windowsの場合、%USERPROFILE%\AppData\Local\aoclに格納されます。この書き込み可能なディレクトリーは、共有ネットワーク位置に設定することで共有できます。

    キャッシュを作成後は、現在のバージョンのインテル FPGA SDK for OpenCLおよび現在のターゲットボードに対し、再度キャッシュを作成する必要はありません。