インテル® FPGA SDK for OpenCL™プロ・エディション: プログラミング・ガイド

ID 683846
日付 4/01/2019
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ドキュメント目次

A.1.4. 数値コンプライアンスの実装

OpenCL Specification version 1.0のSectoin 7は、OpenCL™に準拠するデバイスがサポートする必要があるC99とIEEE 754標準の機能を説明しています。 インテル® FPGA SDK for OpenCL™ は、IEEE標準754-2008形式の32ビットおよび64ビットの浮動小数点値で動作しますが、すべての浮動小数点演算子が実装されているわけではありません。  

以下の表は、浮動小数点演算子の実装状況の概要です。

セクション 機能 サポート状況 備考
7.1 丸めモード 整数と単精度または半精度の浮動小数点型の変換においては、すべての丸めモードをサポートしています。

整数と倍精度の浮動小数点型の変換については、暫定的な形式ですべての丸めモードをサポートしていますが、OpenCL Specification version 1.0に準拠していない可能性があります。

7.2 INF、NaN、非正規化数 単精度の演算における無限大 (INF) および非数 (NaN) の結果は、OpenCL Specification version 1.0に準拠する形式で生成されます。非正規化数を処理する演算のほとんどは、浮動小数点演算の前後にフラッシュされます。

倍精度浮動小数点演算に対しては暫定的なサポートであり、OpenCL Specification version 1.0に準拠していない可能性があります。

7.3 浮動小数点の例外 X  
7.4 ULPの相対誤差 単精度浮動小数点演算は、OpenCL Specification version 1.0の埋め込みプロファイルに対する数値精度要件に準拠しています。

倍精度浮動小数点演算については暫定サポートであり、OpenCL Specification version 1.0に準拠していない可能性があります。

7.5 エッジケースの動作