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5.1.2.3. フェイルセーフのメカニズム
FPGAデバイスと外部電圧レギュレーターの間で通信エラーが発生した場合、電圧レギュレーターがFPGAデバイスに予期しない電圧を供給している可能性があります。
FPGAデバイスへの電圧供給の問題を回避するために、パワー・マネジメントGUIの入力設定 (係数値 - ダイレクトモードの場合はm、b、r。リニアモードの場合はN) に対して Quartus® Prime開発ソフトウェアにセーフティー・ネット・チェック処理が実装されています。
フェイルセーフのメカニズムは、コンフィグレーション・フェーズ中 (電圧レギュレーターとのPMBus通信が確立される前)、電圧調整の前に問題を早期に検出します。エラーが発生した場合、コンフィグレーションは失敗します。
Quartus® Prime開発ソフトウェアは、 インテル® で検証済みの電圧レギュレーターの係数値のリストを保持しています。コンフィグレーション中、ファームウェアは Quartus® Prime GUIで選択した電圧レギュレーターの情報に基づいて計算と変換を実行し、PMBus DirectまたはLinear形式の式を使用して、それぞれの電圧レギュレーターのデータを取得します。計算されたデータは、 Quartus® Prime開発ソフトウェアで インテル® が保持する電圧レギュレーター情報と比較されます。一致するデータがない場合、コンフィグレーションは失敗し、VOUT_COMMAND は送信されません。ただし、 Quartus® Prime GUIで電圧レギュレーターのタイプを「Other」として選択した場合、このセーフティー・ネット・チェックは適用されません。