Agilex™ 7 パワー・マネジメント・ユーザーガイド

ID 683373
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

5.1.4.1.2. Power Management and VIDパラメーター

VID動作がPMBusマスターモードの場合は、次のパラメーターを使用してPower Management and VIDインターフェイスをコンフィグレーションできます。
表 28.  Power Management and VIDパラメーター
パラメーター 説明
Bus speed mode 20 100 KHz PMBusマスターモードで動作している場合のPMBusインターフェイスのバス・スピード・モードです。
400 KHz
Slave device type20 ISL682XX

サポートされているデバイスのタイプです。

インテル® は、ドロップダウン・メニューに一覧表示されている、 インテル® FPGAツールでテスト済みのスレーブデバイス・タイプのいずれかを使用することをお勧めします。ドロップダウン・メニューに一覧表示されているスレーブデバイス・タイプを使用していない場合は、Otherオプションを選択します。Otherオプションを選択する場合、–V、–E、および–X電源オプションを備えたAgilex 7デバイスに対しては、SmartVIDレギュレーターの要件および–V、–E、および–X電源オプションを備えたデバイスでサポートされている電圧出力フォーマットの表を参照してください。また、電圧レギュレーターの要件の詳細については、PMBusマスターモードでサポートされているコマンドの表を参照してください。

LTC3888
LTM4677
PXE1410CDM_G005
XDPE12284C
XDPE15284D
Device address in PMBus Slave mode21 7ビット16進値 PMBusスレーブモードのデバイスアドレスです。
Number of slave devices 1から7、またはAll システム内の電圧レギュレーターの数を示します。
PMBus device 0 slave address20 7ビット16進値

外部電源レギュレーターのアドレスです。

このパラメーターは、PMBusマスターモードを使用している場合はゼロ以外にする必要があります。

PMBus device 1 slave address20 7ビット16進値 外部電源レギュレーターのアドレスです。
PMBus device 2 slave address20 7ビット16進値 外部電源レギュレーターのアドレスです。
PMBus device 3 slave address20 7ビット16進値 外部電源レギュレーターのアドレスです。
PMBus device 4 slave address20 7ビット16進値 外部電源レギュレーターのアドレスです。
PMBus device 5 slave address20 7ビット16進値 外部電源レギュレーターのアドレスです。
PMBus device 6 slave address20 7ビット16進値 外部電源レギュレーターのアドレスです。
PMBus device 7 slave address20 7ビット16進値 外部電源レギュレーターのアドレスです。
Voltage output format20 , 22 Directフォーマット

動作モードがPMBus Masterの場合の電圧出力フォーマットです。

電圧出力フォーマットがDirectフォーマットの場合は、次のパラメーターの設定が必要です。

  • Direct format coefficient m
  • Direct format coefficient b
  • Direct format coefficient R

電圧レギュレーターがLinearフォーマットの場合は、Linear format Nパラメーターの設定が必要です。

このパラメーターについて詳しくは、選択した電圧レギュレーターのデータシートを参照してください。

すべての電圧出力フォーマットについては、正しい「translated voltage output unit」も選択する必要があります。

Linearフォーマット
Direct format coefficient m20 符号付き整数 : -32768から32767 動作モードがPMBus Masterの場合のスレーブデバイス・タイプのDirectフォーマット係数mです。係数値について詳しくは、それぞれの電圧レギュレーターのデータシートを参照してください。
Direct format coefficient b20 符号付き整数 : -32768から32767 動作モードがPMBus Masterの場合のスレーブデバイス・タイプのDirectフォーマット係数bです。係数値について詳しくは、それぞれの電圧レギュレーターのデータシートを参照してください。
Direct format coefficient R20 符号付き整数 : -128から127 動作モードがPMBus Masterの場合のスレーブデバイス・タイプのDirectフォーマット係数Rです。係数値について詳しくは、それぞれの電圧レギュレーターのデータシートを参照してください。
Linear format N20 符号付き整数 : -16から15 電圧出力フォーマットがLinearフォーマットに設定されている場合の出力電圧コマンドです。
Translated voltage value unit20 millivolts 変換後の出力電圧がミリボルト (mV) またはボルト (V) であることを示します。
volts
Enable PAGE command20 Enable PAGEコマンドをイネーブルすると、FPGA PMBus MasterによりPAGEコマンドが使用され、登録されたレギュレーター・モジュールのすべての出力チャネル (0xFF) が VOUT_COMMAND に応答するように設定されます。登録されたレギュレーター・モジュールのうち指定された出力チャネルのみが VOUT_COMMAND に応答する必要がある場合は、対応するページ値 (0x00 – 0xFF) を入力します。
Disable
Enable status_byte for polling Enable

マスターモードで STATUS_BYTE ポーリングをイネーブルすると、ファームウェアは500ミリ秒ごとに STATUS_BYTE コマンドを送信します。これにより、ファームウェアがエラーを分析し、エラーをEMQに入れます。

Disable
20 このパラメーターはPMBusマスターモードに使用されます。
21 このパラメーターはPMBusスレーブモードに使用されます。
22 Quartus® Prime開発ソフトウェア・バージョン22.2以降、Agilex 7デバイスでは、GUIの選択画面でAuto Discovery形式は使用できません。デザイン・プロジェクトを Quartus® Prime開発ソフトウェア・バージョン22.1 (またはそれ以前のバージョン) から、 Quartus® Prime開発ソフトウェア・バージョン22.2 (またはそれ以降)に移行する場合、GUIからDirectフォーマットまたはLinearフォーマットから選択することができます。
23 Nは、5ビットの2の補数整数の指数です。