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3.6. パワーオンリセット
パワーオンリセット (POR) 回路でAgilex 7デバイスをリセットステートに保つのは、電源の出力が推奨動作範囲内に達するまでの間です。
PORイベントが発生するのは、Agilex 7デバイスの電源を投入してから、POR回路によって監視される電源が、tRAMP (最大電源ランプ時間) の範囲内で推奨動作範囲に達するまでの間です。tRAMP が満たされない場合は、Agilex 7デバイスのI/Oピンはトライ・ステート状態に維持され、プログラミング・レジスターがリセットで維持されます。このことが原因で、デバイスのコンフィグレーションが正常に行われないことがあります。
図 5. tRAMPとPOR遅延の関係性ブートROM初期化シーケンスは、POR遅延の一部です。tRAMP およびPOR遅延仕様については、 Agilex™ 7 FPGA & SoCデバイス・データシート: FシリーズおよびIシリーズ を参照してください。
Agilex 7のPOR回路では、個々の検出回路を使用して、それぞれのコンフィグレーション関連の電源を個別に監視します。POR回路のゲーティングは、すべての検出器それぞれの出力によって行われます。
POR遅延は、PORが最後のリセット信号にトリップしてからの時間です。PORのトリップレベルについては、最後の電源の最小値をリファレンスとして使用できます。
Agilex 7デバイスがPORステートに保たれるのは、すべての電源がそのトリガーポイントを通過するまでの間です。電源がトリガーポイントを通過した後、Secure Device Manager (SDM) は遅延時間を待ってからデバイス・コンフィグレーションを開始します。