Agilex™ 7 パワー・マネジメント・ユーザーガイド

ID 683373
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

4.3.2. 温度モニターのデザイン・ガイドライン

デバイスがパワーオンまたはパワーオフになっているときに、リモートTSDを介してコア・ファブリックまたはトランシーバー・タイルのオンチップ温度を測定できます。ただし、ローカル温度センサーは、デバイスがパワーアップおよびコンフィグレーションされた後でのみ使用可能です。
  • リモートTSDピンを外部温度検知デバイスに接続して、オンチップ温度を監視します。
  • リモートTSDとインターフェイス接続するには、温度検知チップを使用します。チップの機能により、キャリブレーションと測定補償を実行して、次のような精度を向上させることができます。
    • コンフィグレーション可能な理想係数
    • Beta補償ありまたはなしのオフセット調整
  • リモートTSD p および n ピンへの両方のボードトレースの抵抗は0.2Ω 未満にします。
  • 両方のトレースを等しい長さで配線し、それらをシールドします。
  • インテルでは、両方のトレースの間に10mil の幅とスペースをお勧めしています。
  • 熱電対効果を最小限に抑えるには、ビアとクロスアンダーを最小限にして両方のトレースを配線します。
  • 両方のトレースのビア数が同じであることを確認してください。
  • カップリングを回避するには、リモートTSDピンのトレースと、クロックやI/O信号といった高周波のトグル信号との間に GND プレーンを挿入します。
  • 高周波のノイズをフィルターするには、外部センサーの近くのトレース間に外部コンデンサーを配置します。
  • ローカル温度センサーのみを使用するのであれば、リモートTSDの pn ピンを未接続のままにすることができます。

デバイスの仕様および接続ガイドラインの詳細は、外部温度センサーのメーカーのドキュメントを参照してください。