リモート・アップデートのインテル®FPGA IPユーザーガイド

ID 683695
日付 7/13/2021
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ドキュメント目次

1.2.4. ポート

表 3.  リモート・アップデート の Intel® FPGA IPコアポート インテル® Arria® インテル® Cyclone® デバイス
レジスター名 ポート 必要性 説明
read_param 入力 不要

param[]入力ポートで指定され、data_out[]出力ポートに供給されるパラメーターのリード信号

param[]ポートで指定されたパラメーターを読み出す必要があることを示す信号です。data_out[]で設定されるビット数はパラメーターのタイプによって異なります。この信号は立ち上がりクロック・エッジでサンプリングされます。次のクロックサイクルでパラメーターが再度読み取られることを防ぐため、この信号は1 クロックサイクルの間だけアサートします。

busy信号は、read_paramがアクティブとして読み取られるとすぐにアクティブ化されます。パラメーターが読み取られている間busy信号はアサートされたままで、data_out[]は無効な値を有します。busy信号が非アクティブ化されると、data_out[]は有効になり、別のパラメーターを読み出すことができます。

write_param 入力 不要

param[]で指定され、data_in[]で指定された値が書き込まれるパラメーターのライト信号

param[]で指定されたパラメーターをdata_in[]で指定された値でリモート・アップデート・ブロックに書き込む必要があることを示す信号です。data_in[]から読み取られるビット数はパラメーターのタイプによって異なります。

この信号は立ち上がりクロック・エッジでサンプリングされます。次のクロックサイクルでパラメーターが再度書き込まれることを防ぐため、この信号は1 クロックサイクルの間だけアサートする必要があります。busy信号は、write_paramがアクティブとして読み取られるとすぐにアクティブ化されます。パラメーターが書き込まれている間、busy信号はアサートしたままで、data_in[]への入力は無視されます。busy信号が非アクティブ化されると、別のパラメーターを書き込むことができます。アプリケーション・コンフィグレーションモードではパラメーターを書き込むことができないため、この信号はファクトリー・コンフィグレーション・モードでのみ有効です。

param[] 入力 不要

読み出しまたはアップデートする必要のあるパラメーターを指定するバス。

読み出しまたはアップデートするパラメーターを選択するA 3ビット・バスです。未接続のままにする場合、このポートのデフォルト値は000 です。

data_in[] 入力 不要

リモート・アップデート・ブロックにパラメーター・データを書き込むためのデータ入力。パラメーター・データの入力バスです。

パラメーターによっては、すべてのビットを使用しないものがあります。その場合、下位ビットが使用されます(例:ステータス値はビット[4:0]を使用)。

未接続のままにする場合、このバスのデフォルトは0です。現在のコンフィグレーションがアプリケーション・コンフィグレーションのとき、ポートは無視されます。

の32ビットバス幅(4バイトのアドレス指定コンフィグレーション・デバイス、たとえばEPCQ-L256) インテル® Quartus® Prime ソフトウェアバージョン14.0以降。

reconfig 入力 有効

現在のパラメーター設定を使用して一部のリコンフィグレーションを開始する必要があることを示す信号。値が1 の場合、リコンフィグレーションを開始する必要があることを示します。リコンフィグレーションを開始する前にすべてのパラメーターの書き込みが完了できるようbusy信号がアサートされている間、この信号は無視されます。

reset_timer 入力

不要

ウォッチドッグ・タイマのリセット信号。

内部ウォッチドッグ・タイマーをリセットする必要があることを示す信号です。他の入力と異なり、この信号はbusy信号の影響を受けないため、busy信号がアサートされている場合でもタイマーをリセットすることができます。

この信号の立ち下がりエッジでユーザー・ウォッチドッグ・タイマーのリセットが開始されます。

このパラメーターのタイミング仕様については、該当のデバイス・ハンドブックを参照してください。

clock

入力 有効

リモート・アップデート・ブロックへのクロック入力。

パラメーターのアップデート中、マシンを制御し、リモート・アップデート・ブロックを駆動するためのクロック入力です。

このポートは有効なクロックに接続する必要があります。

reset 入力 有効

この信号はアクティブHigh です。この信号をHigh にアサートするとIP コアをリセットします。

IP コアへの非同期リセット入力。マシンを有効な状態に初期化します。最初に使用する前にマシンをリセットする必要があります。リセットしないと、マシンの有効な状態は保証されません。

busy 出力 不要

リモート・アップデート・ブロックがデータの読み出し中または書き込み中であることを示すbusy信号。

この信号のアサート中、マシンは入力のほとんどを無視し、マシンがこの信号をディアサートするまで変更することはできません。そのため、変更はマシンがbusyでないときのみ実行されます。

この信号は、read_paramまたはwrite_paramがアサートされるとHigh になり、読み出しまたは書き込み動作が完了するまでHigh のままです。

data_out[] 出力 不要

パラメーターを読み出す際のデータ出力。

このバスは、リモート・アップデート・ブロックからの読み出しパラメーター・データを保持します。param[]の値は読み出すパラメーターを指定します。read_param信号がアサートされると、パラメーターの値がロードされ、このバス上で駆動されます。データは、busy信号がディアサートされると有効になります。

このポートが非接続のままの場合、このポートのデフォルト値は0です。

このバスの幅はデバイスによって異なります。のために インテル® Quartus® Prime ソフトウェアバージョン14.0以降では、バス幅は32ビットで、EPCQL-256などの4バイトのアドレス指定コンフィグレーション・デバイスを使用します。

ctl_nupdt 入力 有効

このポートを使用すると、いつでも読み出すレジスターを選択できます。 read_param 操作が実行されています。

  • ロジックハイは、制御レジスター(ウォッチドッグ・タイマー設定、コンフィギュレーション・モード(AnF)、ページアドレスなどの現在のリモート更新設定を含むレジスター)を選択します。
  • ロジックローは、更新レジスター(制御レジスターに保持されているものと同様のデータを含むレジスター)を選択しますが、値は次の方法で更新されます。 write_param 次のリコンフィグレーションで使用する操作。