Intel Agilex® 7デバイスファミリーのピン接続ガイドライン: FシリーズおよびIシリーズ

ID 683112
日付 6/26/2023
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ドキュメント目次

1.7.9. HPS I2C_EMACおよびMDIOピン

注: インテル® では、 インテル® Quartus® Primeデザインを作成し、デバイスのI/O割り当てを入力して、デザインをコンパイルすることをお勧めします。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアによるピン接続のチェックは、I/O割り当ておよび配置規則に従って行われます。この規則は、デバイスの集積度、パッケージ、I/O割り当て、電圧割り当て、および本文書またはデバイス・ハンドブックに完全には記載されていないその他の要因によって、デバイスごとに異なります。

I2C_EMACインターフェイスは3セットあります。これをI2Cインターフェイスとして、またはEMAC用の MDIO ピンとして使用することができます。I2C_EMACおよびMDIOモジュールは、対応するEMACインターフェイスと組み合わせて使用する必要があることに注意してください。例えば、I2C_EMAC0_SDAI2C_EMAC0_SCL、または MDIO0_MDIOMDIO0_MDC のどちらかを EMAC0 と組み合わせて使用します。

I2Cプロトコルが正しく機能するためには、シリアルデータ信号とシリアルクロック信号の両方に VCCIO_HPS へのプルアップ抵抗が必要です。プルアップ抵抗の値はボードの負荷によって異なりますが、通常は4.7kΩ以下です。

一般的に MDIO ピンには、1.0kΩ から4.7kΩ の範囲で VCCIO_HPS に対する外部プルアップ抵抗が必要です。

表 30.  HPS I2C_EMACおよびMDIOピン
HPSピンの機能 ピンの説明と接続ガイドライン ピンの種類 有効な割り当て (いずれか1つのグループから選択)
Group 1 Group 2 Group 3
I2C_EMAC2_SDA I2C EMAC2 Serial Data I/O HPS_IOA_7 HPS_IOB_9 HPS_IOB_21
I2C_EMAC2_SCL I2C EMAC2 Serial Clock I/O HPS_IOA_8 HPS_IOB_10 HPS_IOB_22
I2C_EMAC1_SDA I2C EMAC1 Serial Data I/O HPS_IOA_9 HPS_IOB_19
I2C_EMAC1_SCL I2C EMAC1 Serial Clock I/O HPS_IOA_10 HPS_IOB_20
I2C_EMAC0_SDA I2C EMAC0 Serial Data I/O HPS_IOA_11 HPS_IOB_11 HPS_IOB_23
I2C_EMAC0_SCL I2C EMAC0 Serial Clock I/O HPS_IOA_12 HPS_IOB_12 HPS_IOB_24
MDIO2_MDIO EMAC2 MDIO I/O HPS_IOA_7 HPS_IOB_9
MDIO2_MDC EMAC2 MDC 出力 HPS_IOA_8 HPS_IOB_10
MDIO1_MDIO EMAC1 MDIO I/O HPS_IOA_9 HPS_IOB_19
MDIO1_MDC EMAC1 MDC 出力 HPS_IOA_10 HPS_IOB_20
MDIO0_MDIO EMAC0 MDIO I/O HPS_IOA_11 HPS_IOB_11 HPS_IOB_23
MDIO0_MDC EMAC0 MDC 出力 HPS_IOA_12 HPS_IOB_12 HPS_IOB_24