HDMI Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683798
日付 12/04/2023
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ドキュメント目次

6.6. Support FRL = 1の場合のシンクにおけるディープカラー実装

Support FRL = 1の場合は、色深度比に関係なく、周波数に基づき vid_clk を駆動する必要があります。

vid_clk 周波数 = 225MHz

ディープカラー・モードでは、vid_clk ドメインのビデオデータ (30bpp、36bpp、または48bpp) のスループットは ls_clk ドメインのデータよりも高くなります。HDMI RXコアでは、vid_valid 信号を使用して、特定のクロックでのビデオデータの有効性を示します。

図 67. Support FRL = 1の場合のディープカラー実装

ユーザーロジックでビデオデータを高速処理できない場合は、次の図に示すようにDCFIFOを使用して、vid_clk から実際のピクセルクロックにビデオデータをクロック・クロッシングさせることができます。DCFIFO IPの wren 信号は、HDMI RXコアからの vid_valid 信号に接続します。rden 信号は常にアサートされます。

1カラーあたり10ビットで動作している場合、vid_ready 信号は5クロックサイクルのうち4クロックサイクルでHighになります。5クロックサイクルごとに、HDMI RXコアは1カラーあたり10ビットの4つの有効なビデオデータを受信します。

次のタイミング図と説明では、vid_clk ドメインのビデオデータは実際のディープカラー・データレートで動作していると想定しています。vid_clk ドメインのビデオデータが実際のディープカラー・データレートよりも高速で動作している場合は、vid_valid 信号のトグルがより多くなります。

図 68. コンポーネントあたり10ビット (ピクセルあたり30ビット)コンポーネントあたり10ビットで動作する場合、vid_valid 信号は5クロックサイクルのうち4クロックサイクルでHighになります。5クロックサイクルごとに、HDMI RXコアはコンポーネントあたり10ビットの4つの有効なビデオデータを受信します。
図 69. コンポーネントあたり12ビット (ピクセルあたり36ビット)コンポーネントあたり12ビットで動作する場合、vid_valid 信号は3クロックサイクルのうち2クロックサイクルでHighになります。3クロックサイクルごとに、HDMI RXコアはコンポーネントあたり12ビットの2つの有効なビデオデータを受信します。
図 70. コンポーネントあたり16ビット (ピクセルあたり48ビット)コンポーネントあたり16ビットで動作する場合、vid_valid 信号は2クロックサイクルのうち1クロックサイクルでHighになります。2クロックサイクルごとに、HDMI RXコアはコンポーネントあたり16ビットの1つの有効なビデオデータを受信します。