HDMI Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683798
日付 12/04/2023
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ドキュメント目次

4.3.1.7. シンクのDisplay Data Channel (DDC) およびStatus and Control Data Channel (SCDC)

HDMIソースでは、DDCを使用して強化型拡張ディスプレイ識別データ (E-EDID) データ構造を読み取ることにより、シンクの機能と特性を判断します。

E-EDIDメモリーの格納には、RAM 1-Port IPコアを使用します。標準の2線式 (クロックおよびデータ) シリアルデータ・バス・プロトコル (I2Cスレーブ専用コントローラー) を使用して、CEA-861-D準拠のE-EDIDデータ構造を転送します。

E-EDIDの8ビットI2Cスレーブアドレスは0xA0/0xA1です。LSBは、アクセスタイプ (読み出しの場合は1、書き込みの場合は0) を示します。HPDイベントが発生すると、I2CスレーブはRAMから読み出しを行うことでE-EDIDデータに応答します。

I2Cスレーブ専用コントローラーは、HDMI 2.0b動作におけるSCDCのサポートにも使用されます。SCDCの8 ビットI2Cスレーブアドレスは0xA8/0xA9です。HPDイベントが発生すると、I2CスレーブはHDMI RXコアのSCDCインターフェイスとの間で書き込み/読み出しトランザクションを実行します。SCDCに向けたこのI2Cスレーブ専用コントローラーは、HDMI 2.0bを使用しない場合は必要ありません。