HDMI Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683798
日付 12/04/2023
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ドキュメント目次

5.1. ソースの機能の詳細

HDMIソースコアは、20ビットまたは40ビットのパラレル・データ・パスを介してトランシーバー・ネイティブPHYに直接接続します。補助ポートとオーディオポート、および内部モジュールのクロックドメインは、Support FRL = 1 と Support FRL = 0で異なります。
図 13. TMDS (Support FRL = 0) デザインのHDMIソース信号フロー次の図は、HDMIソース信号のフローを示しています。この図では、コア内で使用されるさまざまなクロックドメインを示しています。

ソースコアでは、4つの20ビット・パラレル・データ・パスを提供し、3つのカラーチャネルと1つのクロックチャネルに対応します。

ソースコアでは、ビデオ、オーディオ、および補助チャネルのデータストリームを受け入れます。このコアでは、スクランブルされ、TMDS/TERC4エンコードされたデータストリームを生成し、通常は高速トランシーバー・パラレル・データ入力に接続します。
注: スクランブルされたデータは、HDMI 2.0bストリームで、TMDSビットレートが3.4Gbpsを超える場合にのみ適用されます。

コアの中心となるのはスクランブラー、TMDS/TERC4エンコーダーです。エンコーダーでは、ビデオデータまたは補助データを処理します。

図 14. HDMIソース信号フロー (Support FRL = 1のデザインでActive Video Protocol = None)

FRLパスのデザインでは、ビデオ・リサンプラーとWOPジェネレーターはビデオ・クロックドメインで動作しており、ビデオ・クロック (vid_clk) ドメインで実行されているビデオデータを受け入れます。補助データポート、オーディオ・データポート、および補助サイドバンド信号もまた、ビデオ・クロックドメインで動作します。

  • DCFIFOは、ビデオ・クロックドメインのWOPジェネレーターからのHDMIデータストリームをトランシーバー・リカバリー・クロック (tx_clk) ドメインのスクランブラー、TMDS/TERC4エンコーダーにクロック入力し、TMDSデータストリームを作成します。
  • HDMIデータストリームはFRLクロック (frl_clk) ドメインのFRLパスにも供給され、FRLデータストリームが作成されます。

マルチプレクサーでは、FRLレートに基づき、TMDSデータストリームまたはFRLデータストリームをレーン0から3の出力データとして選択します。

  • FRLレートが0の場合、マルチプレクサーはTMDSデータストリームを出力として選択します。
  • FRLレートが0以外の場合、マルチプレクサーはFRLデータストリームを出力として選択します。
図 15. HDMIソース信号フロー (Support FRL = 1のデザインでActive Video Protocol = AXIS-VVP Full)