インテルのみ表示可能 — GUID: iby1559235473920
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6.1.9. HDCP 1.4 RXのアーキテクチャー
HDCP 1.4 RXコアは完全な自律型です。HDMIアプリケーションの場合、トランスミッターでI2Cプロトコルをサポートする標準DDCインターフェイスを使用して、HDCP 1.4 RXコアを駆動します。HDCPレジスターポート ( Avalon®メモリーマップド・インターフェイス) を介してIPを駆動するには、外部のI2Cスレーブが必要です。
HDCP仕様の要件により、HDCP 2.3 RXコアをDCP発行のプロダクション・キー、つまりDevice Private Keys (Bkeys) とKey Selection Vector (Bksv) でプログラムする必要があります。IPは、HDCP Keyポートを介してコアの外部にあるオンチップメモリーからキーを取得します。オンチップメモリーでは、次の表に示す配置でキーデータを格納する必要があります。
アドレス | コンテンツ |
---|---|
6'h28 | {16’d0, Bksv[39:0]} |
6'h27 | Bkeys39[55:0] |
6'h26 | Bkeys38[55:0] |
... | ... |
6'h01 | Bkeys01[55:0] |
6'h00 | Bkeys00[55:0] |
ビデオストリームおよび補助レイヤーでは、ビデオおよび補助データ入力ポートを介してオーディオおよびビデオコンテンツを受信し、複合化操作を実行します。ビデオストリームおよび補助レイヤーでは、HDMI IPによって提供される暗号化ステータス信号 (ESS) を検出し、フレームを複合化するタイミングを決定します。
HDCP 1.4 RXコアをリピーター・アップストリーム・インターフェイスとして実装するには、IPで特定の情報 (KSVリストや Bstatus など) をアップストリーム・トランスミッターに伝播し、SHA-1ハッシュ・ダイジェストに使用する必要があります。リピーターのダウンストリーム・インターフェイス (TX) では、リピーター・メッセージ・ポート ( Avalon®メモリーマップド・インターフェイス) を使用してこの情報を提供する必要があります。同じクロックソースを使用して、HDCPレジスターポートとリピーター・メッセージ・ポートのクロックを駆動することができます。
次の表で定義されているRXレジスターのマッピングは、HDCP仕様で定義されているHDCP 1.4レシーバーのアドレス空間に相当します。
アドレス | レジスター | R/W | リセット | ビット | ビット名 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|---|
0x00 | BKSV0 | RO | - | 7:0 | — | HDCPレシーバーKSVのビット [7:0] |
0x01 | BKSV1 | - | 7:0 | HDCPレシーバーKSVのビット [15:8] | ||
0x02 | BKSV2 | - | 7:0 | HDCPレシーバーKSVのビット [23:16] | ||
0x03 | BKSV3 | - | 7:0 | HDCPレシーバーKSVのビット [31:24] | ||
0x04 | BKSV4 | - | 7:0 | HDCPレシーバーKSVのビット [39:32] | ||
0x05-0x07 | Rsvd | RO | 0x00 | 7:0 | — | 予約済み。すべてのバイトは0x00として読み出されます。 |
0x08 | RI_PRIME0 | RO | 0x00 | 7:0 | — | リンク検証応答。Ri’のビット [7:0] |
0x09 | RI_PRIME1 | 0x00 | 7:0 | — | リンク検証応答。Ri’のビット [15:8] | |
0x0A | PJ_PRIME | RO | 0x00 | 7:0 | — | 予約済み。すべてのバイトは0x00として読み出されます。 |
0x0B – 0x0F | Rsvd | RO | 0x00 | 7:0 | — | 予約済み。すべてのバイトは0x00として読み出されます。 |
0x10 | AKSV0 | WO | 0x00 | 7:0 | — | HDCPトランスミッターKSVのビット [7:0] |
0x11 | AKSV1 | 0x00 | 7:0 | HDCPトランスミッターKSVのビット [15:8] | ||
0x12 | AKSV2 | 0x00 | 7:0 | HDCPトランスミッターKSVのビット [23:16] | ||
0x13 | AKSV3 | 0x00 | 7:0 | HDCPトランスミッターKSVのビット [31:24] | ||
0x14 | AKSV4 | 0x00 | 7:0 | HDCPトランスミッターKSVのビット [39:32] | ||
0x15 | AINFO | WO | 0x00 | 7:0 | — | 予約済み |
0x16 – 0x17 | Rsvd | RO | 0x00 | 7:0 | — | 予約済み。すべてのバイトは0x00として読み出されます。 |
0x18 | AN0 | WO | 0x00 | 7:0 | — | HDCPセッション乱数Anのビット [7:0] |
0x19 | AN1 | 0x00 | 7:0 | HDCPセッション乱数Anのビット [15:8] | ||
0x1A | AN2 | 0x00 | 7:0 | HDCPセッション乱数Anのビット [23:16] | ||
0x1B | AN3 | 0x00 | 7:0 | HDCPセッション乱数Anのビット [31:24] | ||
0x1C | AN4 | 0x00 | 7:0 | HDCPセッション乱数Anのビット [39:32] | ||
0x1D | AN5 | 0x00 | 7:0 | HDCPセッション乱数Anのビット [47:40] | ||
0x1E | AN6 | 0x00 | 7:0 | HDCPセッション乱数Anのビット [55:48] | ||
0x1F | AN7 | 0x00 | 7:0 | HDCPセッション乱数Anのビット [63:56] | ||
0x20 | V_PRIME_H0_0 | RO | 0x00 | 7:0 | — | SHA-1ハッシュ値のH0部分で、認証プロトコルHDCPリピーターで使用されます。H0値のビット [7:0]。 |
0x21 | V_PRIME_H0_1 | 0x00 | 7:0 | H0値のビット [15:8] | ||
0x22 | V_PRIME_H0_2 | 0x00 | 7:0 | H0値のビット [23:16] | ||
0x23 | V_PRIME_H0_3 | 0x00 | 7:0 | H0値のビット [31:24] | ||
0x24 | V_PRIME_H1_0 | RO | 0x00 | 7:0 | — | SHA-1ハッシュ値のH1部分で、認証プロトコルHDCPリピーターで使用されます。H1値のビット [7:0]。 |
0x25 | V_PRIME_H1_1 | 0x00 | 7:0 | H1値のビット [15:8] | ||
0x26 | V_PRIME_H1_2 | 0x00 | 7:0 | H1値のビット [23:16] | ||
0x27 | V_PRIME_H1_3 | 0x00 | 7:0 | H1値のビット [31:24] | ||
0x28 | V_PRIME_H2_0 | RO | 0x00 | 7:0 | - | SHA-1ハッシュ値のH2部分で、認証プロトコルHDCPリピーターで使用されます。H2値のビット [7:0]。 |
0x29 | V_PRIME_H2_1 | 0x00 | 7:0 | H2値のビット [15:8] | ||
0x2A | V_PRIME_H2_2 | 0x00 | 7:0 | H2値のビット [23:16] | ||
0x2B | V_PRIME_H2_3 | 0x00 | 7:0 | H2値のビット [31:24] | ||
0x2C | V_PRIME_H3_0 | RO | 0x00 | 7:0 | — | SHA-1ハッシュ値のH3部分で、認証プロトコルHDCPリピーターで使用されます。H3値のビット [7:0]。 |
0x2D | V_PRIME_H3_1 | 0x00 | 7:0 | H3値のビット [15:8] | ||
0x2E | V_PRIME_H3_2 | 0x00 | 7:0 | H3値のビット [23:16] | ||
0x2F | V_PRIME_H3_3 | 0x00 | 7:0 | H3値のビット [31:24] | ||
0x30 | V_PRIME_H4_0 | RO | 0x00 | 7:0 | — | SHA-1ハッシュ値のH4部分で、認証プロトコルHDCPリピーターで使用されます。H4値のビット [7:0]。 |
0x31 | V_PRIME_H4_1 | 0x00 | 7:0 | H4値のビット [15:8] | ||
0x32 | V_PRIME_H4_2 | 0x00 | 7:0 | H4値のビット [23:16] | ||
0x33 | V_PRIME_H4_3 | 0x00 | 7:0 | H4値のビット [31:24] | ||
0x34 – 0x3F | Rsvd | RO | 0x00 | 7:0 | — | 予約済み。すべてのバイトは00として読み出されます。 |
0x40 | BCAPS | RO | 0x00 | 7 | HDMI_RESERVED | 0 = レシーバーはHDMIのサポートに対応していない 1 = レシーバーはHDMIのサポートに対応している |
6 | REPEATER | HDCPリピーター機能 0 = レシーバーはリピーターではない 1 = レシーバーはリピーターである |
||||
5 | READY | KSV FIFOのレディー。1に設定されると、レシーバーでは接続KSVリストの作成、検証値V' の計算が終了しています。この値は、V' の計算時は常に0です。 | ||||
4 | FAST | このビットは0として読み出されます。 | ||||
3:2 | Reserved | このビットは0として読み出されます。 | ||||
1 | FEATURES_1_1 | 予約済み。このビットは0として読み出されます。 | ||||
0 | FAST_ REAUTHENTICATION |
このビットは1として読み出されます。 | ||||
0x41 | BSTATUS0 | RO | 0x00 | 7 | MAX_DEVS_ EXCEEDED |
トポロジー・エラー・インジケーター。1に設定されている場合は、127を超えるダウンストリーム・デバイス、またはKSV FIFOを超える容量が接続されています。 |
6:0 | DEVICE_COUNT | 接続されているダウンストリーム・デバイスの総数。HDCPレシーバーの場合は常に0です。このカウントには、HDCPリピーター自体は含まれず、HDCPリピーターのダウンストリームにあるダウンストリーム・デバイスのみが含まれます。 | ||||
0x42 | BSTATUS1 | 0x00 | 7:6 | Rsvd | このビットは0として読み出されます。 | |
5 | HDMI_RESERVED_2 | 今後のHDMIでの使用に予約されています。 | ||||
4 | HDMI_MODE | HDMIモード。1に設定されている場合は、HDCPレシーバーはDVIモードからHDMIモードに移行しています。 | ||||
3 | MAX_CASCADE_EXCEEDED |
トポロジー・エラー・インジケーター。1に設定されている場合は、7レベルを超えるビデオリピーターがカスケードされています。 | ||||
2:0 | DEPTH | 3ビットのリピーターカスケード深度。この値は、接続トポロジーで接続されるレベル数を示します。 | ||||
0x43 | KSV_FIFO | RO | 0x00 | 7:0 | - | キー選択ベクトルFIFO。これを使用して、HDCPリピーターからダウンストリームのKSVを引き込みます。 |
0x44 – 0xBF | Rsvd | RO | 0x00 | 7:0 | - | 予約済み。すべてのバイトは0x00として読み出されます。 |
0xC0 – 0x100 | DBG | RW | 0x00 | 7:0 | - | 実装固有のデバッグレジスター |
アドレス | レジスター | R/W | リセット | ビット | ビット名 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|---|
0x00 | RPT_KSV_LIST | WO | 0x00000000 | 31:8 | Reserved | 予約済み |
7:0 | KSV_LIST | KSVリストのバイト書き込み (ビッグ・エンディアン順) | ||||
0x01 | RPT_BSTATUS | RW | 0x00000000 | 31:19 | Reserved | 予約済み |
18 | REQUEST | 読み取り専用。コアでアサートすることで、KSV_LIST と BSTATUS を要求します。これは通常、接続アップストリームで再認証がトリガーされると発生します。REQUEST がアサートされると、READY もアサートされることに注意してください。 | ||||
17 | READY | 読み取り専用。コアでアサートし、KSV_LIST および BSTATUS が処理されていることを示します。このビットのアサート後に、KSV_LIST および BSTATUS を書き込みます。 | ||||
16 | VALID | KSV_LIST および BSTATUS が書き込まれると1に設定されます。KSV_LIST および BSTATUS が読み出されると、コアによってセルフクリアされます。 | ||||
15:0 | BSTATUS | [15:12]: 予約済み [11]: MAX_CASCADE_EXCEEDED [10:8]: DEPTH [7]: MAX_DEVS_EXCEEDED [6:0]: DEVICE_COUNT |
||||
0x02 | RPT_MISC | RW | – | 31:1 | Reserved | 予約済み |
0 | REPEATER | ダウンストリームが接続されていない場合、または接続ダウンストリームがHDCP 1.4に対応していない場合に0に設定されます。これは、レシーバーIPコアはエンドポイント・レシーバーであり、リピーターではないことを意味します。 接続ダウンストリームがHDCPに対応している場合は1に設定されます。 |