インテルのみ表示可能 — GUID: btm1559227494617
Ixiasoft
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6.1.10. HDCP 2.3 RXのアーキテクチャー
HDCP 2.3 RXコアは完全な自律型です。HDMIアプリケーションの場合、トランスミッターでI2Cプロトコルをサポートする標準DDCインターフェイスを使用して、HDCP 2.3 RXコアを駆動します。
HDCP仕様の要件により、HDCP 2.3 RXコアをDCP発行のプロダクション・キー、つまりGlobal Constant (lc128)、RSA private key (kprivrx)、およびRSA Public Key Certificate (certrx) でプログラムする必要があります。IPは、HDCP Keyポートを介してコアの外部にあるオンチップメモリーからキーを取得します。オンチップメモリーでは、次の表に示す配置でキーデータを格納する必要があります。
アドレス | コンテンツ |
---|---|
8'hE3 | lc128[127:96] |
8'hE2 | lc128[95:64] |
8'hE1 | lc128[63:32] |
8'hE0 | lc128[31:0] |
8'hDF | kprivrx_p[511:480] |
... | ... |
8'hD0 | kprivrx_p[31:0] |
8'hCF | kprivrx_q[511:480] |
... | ... |
8'hC0 | kprivrx_q[31:0] |
8'hBF | kprivrx_dp[511:480] |
... | ... |
8'hB0 | kprivrx_dp[31:0] |
8'hAF | kprivrx_dq[511:480] |
... | ... |
8'hA0 | kprivrx_dq[31:0] |
8'h9F | kprivrx_qinv[511:480] |
... | ... |
8'h90 | kprivrx_qinv[31:0] |
8'h83–8'h8F | 予約済み |
8'h82 | {16’d0, certrx[4175:4160]} |
8'h81 | certrx[4159:4128] |
... | ... |
8'h01 | certrx[63:32] |
8'h00 | certrx[31:0] |
ビデオストリームおよび補助レイヤーでは、ビデオおよび補助データ入力ポートを介してオーディオおよびビデオコンテンツを受信し、複合化操作を実行します。ビデオストリームおよび補助レイヤーでは、HDMI IPによって提供される暗号化ステータス信号 (ESS) を検出し、フレームを複合化するタイミングを決定します。
HDCP 2.3 RXコアをリピーター・アップストリーム・インターフェイスとして実装するには、IPで特定の情報 (ReceiverID List や RxInfo など) をアップストリーム・トランスミッターに伝播し、HMACの計算に使用する必要があります。リピーターのダウンストリーム・インターフェイス (TX) では、リピーター・メッセージ・ポート ( Avalon®メモリーマップド・インターフェイス) を使用してこの情報を提供する必要があります。同じクロックソースを使用して、HDCPレジスターポートとリピーター・メッセージ・ポートのクロックを駆動することができます。
次の表で定義されているRXレジスターのマッピングは、HDCP仕様で定義されているHDCP 2.3レシーバーのアドレス空間に相当します。
アドレス | レジスター | R/W | リセット | ビット | ビット名 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|---|
0x44 – 0x4F | Rsvd | RO | 0x00 | 7:0 | Reserved | 予約済み |
0x50 | HDCP2VERSION | RO | 0x04 | 7:3 | Reserved | 予約済み |
2 | HDCP22 | 1に設定されている場合、コアはHDCP 2.2以上をサポートします。 | ||||
1:0 | Reserved | 予約済み | ||||
0x51 – 0x5F | Rsvd | RO | 0x00 | 7:0 | Reserved | 予約済み |
0x60 | WRITE_MESSAGE | WO | 0x00 | 7:0 | WR_MSG | 可変長メッセージで、トランスミッターは単一のバースト書き込みとしてこのアドレスに書き込みます。 |
0x61 – 0x6F | Rsvd | RO | 0x00 | 7:0 | Reserved | 予約済み |
0x70 | RXSTATUS0 | RO | 0x00 | 7:0 | MSG_SIZE0 | トランスミッターによる読み出しに対してレシーバーで利用可能なメッセージサイズ (バイト単位) の下位部分。 |
0x71 | RXSTATUS1 | RO | 0x00 | 7:4 | Reserved | 予約済み |
3 | REAUTH_REQ | 1に設定されている場合は、レシーバー (リピーターのアップストリーム側を含む) でリンク整合性チェックに失敗していること、またはリピーターのアップストリーム側が未認証状態に移行していることを示します。AKE_Init メッセージで開始する新しい認証ごとに、コアによってセルフクリアされます。 | ||||
2 | READY | 1に設定されると、リピーターではダウンストリームのレシーバーIDリストの作成、検証値V' の計算が終了しています。RepeaterAuth_Send_ReceiverID_List メッセージがトランスミッターによって読み出されるとすぐに、またはトランスミッターからの新しい認証要求ごとに、コアによってセルフクリアされます。 | ||||
1:0 | MSG_SIZE1 | トランスミッターによる読み出しに対してレシーバーで利用可能なメッセージサイズ (バイト単位) の上位部分。 | ||||
0x72 – 0x7F | Rsvd | RO | 0x00 | 7:0 | Reserved | 予約済み |
0x80 | READ_MESSAGE | RO | 0x00 | 7:0 | RD_MSG | 可変長メッセージで、トランスミッターは単一のバースト読み出しとしてこのアドレスから読み出します。 |
0x81 – 0xBF | Rsvd | RO | 0x00 | 7:0 | Reserved | 予約済み |
0xC0 – 0xFF | DBG | RW | 0x00 | 7:0 | DBG_REGS | 実装固有のデバッグレジスター |
アドレス | レジスター | R/W | リセット | ビット | ビット名 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|---|
0x00 | RPT_RCVDID_LIST | WO | 0x00000000 | 31:8 | Reserved | 予約済み |
7:0 | RCVDID_LIST | ReceiverID_List のバイト書き込み (ビッグ・エンディアン順) | ||||
0x01 | RPT_RXINFO | RW | 0x00000000 | 31:19 | Reserved | 予約済み |
18 | REQUEST | 読み取り専用。コアでアサートすることで、RCVDID_LIST と RXINFO を要求します。これは通常、接続アップストリームで再認証がトリガーされると発生します。REQUEST がアサートされると、READY もアサートされることに注意してください。 | ||||
17 | READY | 読み取り専用。コアでアサートし、RCVDID_LIST および RXINFO が処理されていることを示します。このビットのアサート後に、RCVDID_LIST および RXINFO を書き込みます。 | ||||
16 | VALID | RCVDID_LIST および RXINFO が書き込まれると1に設定されます。RCVDID_LIST および RXINFO が読み出されると、コアによってセルフクリアされます。 | ||||
15:0 | RXINFO | [15:12]: 予約済み [11:9]: DEPTH [8:4]: DEVICE_COUNT [3]: MAX_DEVS_EXCEEDED [2]: MAX_CASCADE_EXCEEDED [1]: HDCP2_REPEATER_DOWNSTREAM [0]: HDCP1_DEVICE_DOWNSTREAM |
||||
0x02 | RPT_TYPE | RO | 0x00000000 | 31:9 | Reserved | 予約済み |
8 | VALID | コアでアサートされ、コンテンツのストリームの TYPE が有効なことを示します。TYPE が読み出されるとコアによってセルフクリアされます。 | ||||
7:0 | TYPE | 0x00: タイプ0のコンテンツストリーム 0x01: タイプ1のコンテンツストリーム 0x02-0xFF: 予約済み。タイプ1のコンテンツストリームとして扱われます。 |
||||
0x03 | RPT_MISC | RW | 0x00000000 | 31:1 | Reserved | 予約済み |
0 | REPEATER | ダウンストリームが接続されていない場合、または接続ダウンストリームがHDCP 2.3に対応していない場合に0に設定されます。これは、レシーバーIPコアはエンドポイント・レシーバーであり、リピーターではないことを意味します。 接続ダウンストリームがHDCPに対応している場合は1に設定されます。 |