F-タイル25GイーサネットIntel® FPGA IPユーザーガイド

ID 750198
日付 2/09/2023
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ドキュメント目次

5.1.1. F-タイル 25Gイーサネット Intel FPGA IP TX MACデータパス

チャネル内のTX MACモジュールがイネーブルの場合、クライアント・ペイロード・データを送信先アドレスおよび送信元アドレスとともに受信した後、指定されたコンフィグレーションに従って、さまざまなヘッダーフィールドを追加、付け足し、または更新します。MACでは、クライアントから受信した送信先アドレスまたはペイロードは変更しません。ただし、TX MACモジュールでは、プリアンブルを追加し (IPコアをコンフィグレーションしてユーザーロジックからプリアンブルを受信するようになっていない場合) 、フレームが8バイト以上のペイロードを埋め込んで、最小イーサネット・フレーム・ペイロードの46バイトを満たします。送信元アドレスの挿入がイネーブルの場合は、データの送信元アドレスフィールド位置にあるバイトを、パラメーターとして指定した格納済み送信元アドレスと置き換えます。デフォルトでは、MAC は CRC バイトを挿入します。TX MAC モジュールは、平均 IPG 12 を維持するために IDLE バイトを挿入します。

図 8. 送信インターフェイスでの一般的なクライアント・フレームこの図で示しているのは、がオフの場合に、TX MACによってクライアント・フレームに対して加えられる変更です。この図では次の表記規則を使用します。
  • <p> = ペイロードサイズ、任意の大きさ
  • <s> = パディングビット数 (0~46バイト)
  • <g> = IPGビット数 (フルバイト)
図 9. TX MACの機能