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3.5.5.3. ラインでラップされるバースト
命令キャッシュを備えるプロセッサーでは、ラインでラップされるバーストを使用することにより、効率を向上させることができます。プロセッサーがキャッシュにないデータを要求している場合、キャッシュ・コントローラーはキャッシュライン全体を補充する必要があります。プロセッサーのキャッシュ・ライン・サイズが64バイトの場合は、キャッシュミスによって64バイトがメモリーから読み出されます。キャッシュミスが発生した際にプロセッサーでアドレス0xCから読み出しを行っている場合、非効率なキャッシュ・コントローラーでは、バーストがアドレス0で発行される場合があるため、データは、読み出しアドレスが0x0、0x4、0x8、0xC、0x10、0x14、0x18、. . . 0x3Cからのものになります。要求されているデータは、4番目の読み出しまで利用できるようになりません。ラインでラップされるバーストの場合は、アドレスの順序が0xC、0x10、0x14、0x18、. . . 0x3C、0x0、0x4、0x8になります。要求されているデータは最初に返されます。キャッシュライン全体は、最終的にメモリーから補充されます。