Avalon® インターフェイスの仕様書

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ID 683091
日付 12/21/2020
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ドキュメント目次

6.2. Avalon® ストリーミング・クレジット・インターフェイス信号の役割

Avalon® ストリーミング・クレジット・ソース・インターフェイスまたはシンク・インターフェイスの信号はそれぞれ、 Avalon® ストリーミング・クレジット信号の1つの役割に対応します。 Avalon® ストリーミング・クレジット・インターフェイスには、各信号役割の1つのインスタンスのみを含めることができます。 Avalon® ストリーミング・クレジット信号の役割はすべて、ソースとシンクの両方に適用され、両方で同じ意味をもちます。

表 20.   Avalon® ストリーミング・クレジット・インターフェイス信号
信号名 方向 オプション/必須 説明

update

シンクからソース

1

必須

シンクがupdateを送信し、ソースは利用可能なクレジットカウンターを更新します。シンクは、トランザクションがバッファーからポップされると、updateをソースに送信します。

ソースのクレジットカウンターは、シンクからソースへのクレジットバス上の値で増加します。

credit

シンクからソース

1から9

必須

updateがアサートされた際に、シンクでさらに利用可能なクレジットを示します。

このバスは、シンクによって指定される値を伝送します。creditバスの幅は、ceilog2(MAX_CREDIT + 1) です。シンクは、利用可能なクレジット値をこのバスで送信し、受け入れることができるトランザクションの数を示します。ソースは、 update 信号がアサートされている場合にのみ credit の値をキャプチャーします。

return_credit

ソースからシンク

1

必須

ソースによってアサートされ、1クレジットをシンクに戻します。

注: 詳細に関しては、セクション6.2.3のクレジットの返送を参照してください。

data

ソースからシンク

1から16368

必須

データは、既存の Avalon® ストリーミングの定義に従いシンボルに分割されます。

valid

ソースからシンク

1

必須

ソースによってアサートされ、ソースからシンクへの他の信号をすべて修飾します。ソースでは、利用可能なクレジットが0より大きい場合にのみvalidをアサートすることができます。

error

ソースからシンク

1から256

オプション

現在のサイクルで転送されているデータに影響を与えるエラーを示すために使用されるビット・マスクです。エラーの単一のビットは、コンポーネントで認識されるそれぞれのエラーに使用されます。エラーは、errorDescriptorプロパティーで定義されます。

channel

ソースからシンク

1から128

オプション

現在のサイクルで転送されているデータのチャネル番号です。

インターフェイスがchannel信号をサポートしている場合は、maxChannelパラメーターを定義する必要があります。

パケット転送の信号

startofpacket

ソースからシンク

1

オプション

ソースによってアサートされ、パケットの開始を示します。

endofpacket

ソースからシンク

1

オプション

ソースによってアサートされ、パケットの終わりを示します。

empty

ソースからシンク

ceil(log2(NUM_SYMBOLS))

オプション

空のシンボル、つまり有効なデータを表していないシンボルの数を示します。empty信号は、各ビートに1つのシンボルがあるインターフェイスでは使用されません。

ユーザー信号

<Per-Packet User Signals>

ソースからシンク

1から16368

オプション

ソース・インターフェイスとシンク・インターフェイスには、任意の数のパケットごとのユーザー信号を提供することができます。ソースは、startofpacketがアサートされると、この信号の値を設定します 。ソースでは、新しいパケットが開始されるまで、この信号の値を変更しないでください。詳細は、ユーザー信号のセクションで説明されています。

<Per-Symbol User Signals>

ソースからシンク

1から16368

オプション

ソースとシンクには、任意の数のシンボルごとのユーザー信号を提供することができます。詳細は、ユーザー信号のセクションで説明されています。