インテルのみ表示可能 — GUID: cmv1585594683477
Ixiasoft
6.2.3. クレジットの返送
Avalon® ストリーミング・クレジット・プロトコルは、return_credit信号をサポートします。この信号は、ソースでクレジットをシンクに戻すために使用されます。この信号がアサートされているサイクルはそれぞれ、ソースが1つのクレジットを返していることを示します。ソースが複数のクレジットを返す場合は、この信号を複数サイクルアサートする必要があります。例えば、ソースから10個の未処理のクレジットを返す場合、ソースはreturn_credit信号を10サイクルアサートします。シンクでは、内部のクレジット管理カウンターで返されたクレジットを記録する必要があります。クレジットは、ソースのクレジットが0ではない限り、いつでもソースから返すことができます。
次の図は、ソースがクレジットを返送している例を示しています。図で示されているとおり、outstanding_creditは、ソースの内部カウンターです。ソースがクレジットを返すと、このカウンターはデクリメントされます。
図 35. ソースにおけるクレジットの返送

注: 上の図は、validがデアサートされている際のクレジットの返送を示していますが、return_creditは、validがアサートされている際にアサートすることもできます。この場合、ソースは実質的に2つのクレジット (1つはvalid、もう1つはreturn_creditに対して) を使用します。