Avalon® インターフェイスの仕様書

ID 683091
日付 12/21/2020
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ドキュメント目次

3.7. Avalon-MMスレーブのアドレス指定

動的なバスのサイズ調整により、異なるデータ幅のマスターとスレーブのペア間における転送時にデータを管理します。スレーブのデータは、マスターのアドレス空間の連続したバイトにアライメントされます。

マスターのデータ幅がスレーブのデータ幅よりも広い場合、マスターアドレス空間内のワードは、スレーブアドレス空間内の複数の位置にマッピングされます。例えば、32ビットのマスターが16ビットのスレーブから読み出しを行うと、スレーブ側で2つの読み出し転送が発生します。読み出しは、連続したアドレスに対して行われます。

マスターがスレーブよりも狭い場合は、インターコネクトでスレーブのバイトレーンを管理します。マスターの読み出し転送時に、インターコネクトは、スレーブデータの適切なバイトレーンのみを幅の狭いマスターに提供します。マスターの書き込み転送時は、インターコネクトは、自動的にbyteenable信号をアサートし、指定されているスレーブのバイトレーンにのみデータを書き込みます。

スレーブのデータ幅は、8、16、32、64、128、256、512、または1024ビットである必要があります。次の表は、フルワードアクセスを実行する32ビットのマスターにおける、さまざまな幅のスレーブデータに対するアライメントを示しています。この表で、OFFSET[N]は、スレーブアドレス空間へのスレーブ・ワード・サイズのオフセットを指しています。

表 12.  動的なバスのサイズ調整におけるマスターからスレーブへのアドレスマッピング
マスターのバイトアドレス (1) アクセス 32ビット・マスターのデータ
8ビットのスレーブ・インターフェイスにアクセスする場合 16ビットのスレーブ・インターフェイスにアクセスする場合 64ビットのスレーブ・インターフェイスにアクセスする場合
0x00 1 OFFSET[0] RCLK[7..0] OFFSET[0] RCLK[15..0] (2) OFFSET[0] RCLK[31..0]
2 OFFSET[1] RCLK[7..0] OFFSET[1] RCLK[15..0]
3 OFFSET[2] RCLK[7..0]
4 OFFSET[3] RCLK[7..0]
0x04 1 OFFSET[4] RCLK[7..0] OFFSET[2] RCLK[15..0] OFFSET[0] RCLK[63..32]
2 OFFSET[5] RCLK[7..0] OFFSET[3] RCLK[15..0]
3 OFFSET[6] RCLK[7..0]
4 OFFSET[7] RCLK[7..0]
0x08 1 OFFSET[8] RCLK[7..0] OFFSET[4] RCLK[15..0] OFFSET[1] RCLK[31..0]
2 OFFSET[9] RCLK[7..0] OFFSET[5] RCLK[15..0]
3 OFFSET[10] RCLK[7..0]
4 OFFSET[11] RCLK[7..0]
0x0C 1 OFFSET[12] RCLK[7..0] OFFSET[6] RCLK[15..0] OFFSET[1] RCLK[63..32]
2 OFFSET[13] RCLK[7..0] OFFSET[7] RCLK[15..0]
3 OFFSET[14] RCLK[7..0]
4 OFFSET[15] RCLK[7..0]
以下同様に続きます   以下同様に続きます 以下同様に続きます 以下同様に続きます
注意:
  1. マスターはバイトでアドレスを発行しますが、32ビットのワード全体にアクセスします。
  2. スレーブの項目に記載されている [<n>] はすべてワードオフセットであり、添え字の値はワード内のビットです。