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5.6. 信号の詳細
次の図は、Avalon-STインターフェイスに通常含まれる信号を示しています。標準的なAvalon-STソース・インターフェイスでは、valid、data、error、channel信号をシンクへ駆動します。シンクでは、ready信号でバックプレッシャーを行うことができます。
図 21. 標準的なAvalon-STインターフェイス信号
これらの信号の詳細を以下に示します。
- ready — バックプレッシャーをサポートするインターフェイスでは、シンクはreadyをアサートし、転送を行うことができるサイクルを示します。readyがサイクル <n> でアサートされると、サイクル <n + readyLatency> がReadyサイクルとみなされます。
- valid — valid信号は、ソースからシンクにデータが転送されている任意のサイクルで有効なデータを修飾します。有効なそれぞれのサイクルにおいて、シンクはdata信号および他のソースからシンクへの信号をサンプリングします。
- data — data信号は、ソースからシンクに転送される情報のまとまりを伝送します。データ信号は、クロックサイクルごとに転送される1つまたは複数のシンボルで構成されます。dataBitsPerSymbolパラメーターは、データ信号がどのようにシンボルに分割されるかを定義します。
- error — error信号の各ビットは、起こりうるエラー状態に対応します。特定のサイクルで値が0の場合は、そのサイクルのデータにエラーがないことを示します。この仕様では、エラーが検出された際にコンポーネントが行うアクションを定義していません。
- channel — ソースはオプションのchannel信号を駆動し、データが属するチャネルを示します。特定のインターフェイスにおけるchannelの意味は、アプリケーションによって異なります。一部のアプリケーションでは、channelはインターフェイス番号を示します。別のアプリケーションでは、channelはページ番号またはタイムスロットを示します。channel信号が使用されている場合、それぞれのアクティブサイクルで転送されるデータはすべて同じチャネルに属します。ソースでは、連続するアクティブサイクルで別のチャネルに変更することが可能です。
channel信号を使用するインターフェイスでは、maxChannelパラメーターを定義し、最大のチャネル番号を示す必要があります。インターフェイスでサポートするチャネル数が動的に変化する場合、maxChannelでは、インターフェイスでサポートすることができる最大数を示します。