インテル® Arria® 10デバイス・データシート

ID 683771
日付 6/26/2020
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ドキュメント目次

最大許容オーバーシュートおよびアンダーシュート電圧

過渡状態時に入力信号は次の表に示す電圧までのオーバーシュートが可能であり、また、入力電流が100 mA未満で期間が20 ns未満の場合、-2.0 Vまでアンダーシュートすることが可能です。

許容されるオーバーシュートの期間は、デバイス寿命におけるHigh時間のパーセンテージとして指定されています。DC信号は、100%のデューティー・サイクルと等しくなります。

例えば、LVDS I/Oで2.70 Vにオーバーシュートする信号であれば、デバイス寿命全体で~4%しか2.70 Vにありません。

表 2.   インテル® Arria® 10デバイスの遷移中の最大許容オーバーシュートこの表は、最大許容入力オーバーシュート電圧とオーバーシュート電圧の持続時間をデバイス寿命のパーセンテージで示しています。LVDS I/O値は、VREFP_ADC ピンおよび VREFN_ADC I/Oピンに適用可能です。
シンボル 説明 条件 (V) TJでの%としてのオーバーシュート期間 = 100°C 単位
LVDS I/O 7 3 V I/O
Vi (AC) AC入力電圧 2.50 3.80 100 %
2.55 3.85 42 %
2.60 3.90 18 %
2.65 3.95 9 %
2.70 4.00 4 %
> 2.70 > 4.00 オーバーシュート不可 %

2.5 Vのオーバーシュートの場合、オーバーシュートが発生するHigh時間のパーセンテージは、10年間で100%にもなる可能性があります。High時間のパーセンテージは、([delta T]/T) × 100として計算されます。この10年間は、デバイスが常に100%のI/Oトグルレートと50%のデューティー・サイクル信号でオンになっていると想定しています。

図 1.  インテル® Arria® 10デバイスのオーバーシュート期間
7 LVDS I/O値は、全ての専用および兼用コンフィグレーションI/Oに適用可能です。