インテル® Arria® 10デバイス・データシート

ID 683771
日付 6/26/2020
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SD/MMCのタイミング特性

表 65.   インテル® Arria® 10デバイスのSecure Digital (SD)/MultiMediaCard (MMC) のタイミング要件これらのタイミングは、1.8 Vおよび 3.0 Vで動作するSD、MMC、およびエンベデッドMMCカードに適用されます。
シンボル 説明 最小値 標準値 最大値 単位
Tsdmmc_cclk SDMMC_CCLKクロック周期 (Identificationモード) 2500 ns
SDMMC_CCLKクロック周期 (Standard SDモード) 40 ns
SDMMC_CCLKクロック周期 (高速SDモード) 20 ns
Tdutycycle SDMMC_CCLKデューティー・サイクル 45 50 55 %
Tsu SDMMC_CMD/SDMMC_D[7:0]入力設定 94 7 – (l4_mp_clk × smplsel/2) ns
Th SDMMC_CMD/SDMMC_D[7:0]入力ホールド 94 –2.5 + (l4_mp_clk × smplsel/2) ns
Td SDMMC_CMD/SDMMC_D[7:0]出力設定 95 –1 + (l4_mp_clk × drvsel/2) 96 4 + (l4_mp_clk × drvsel/2) 96 ns
図 12. SD/MMCのタイミング図
94 例えば、smplsel が (システムマネージャーで) 2に設定され、リファレンス・クロック (l4_mp_clk) が200 MHzの場合、セットアップ時間は2 ns、ホールド時間は2.5 nsです。Boot ROMは0の smplsel 設定を使用し、U-Bootはブートプロセスの後半でこの設定を調整できます。
95 例えば、drvsel が (システムマネージャーで) 3に設定され、リファレンス・クロック (l4_mp_clk) が200 MHzの場合、出力遅延時間は6.5から11.5 nsです。Boot ROMは3の drvsel 設定を使用し、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアはブートプロセスの後半でこの設定を調整できます。0に設定された drvsel は、有効な設定ではありません。
96 l4_mp_clk は、SD/MMCコントローラーのリファレンス・クロックです。