HDMI Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683798
日付 12/04/2023
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ドキュメント目次

7.2. HDMIシンクのパラメーター

表 64.  HDMIシンクのパラメーター
パラメーター 詳細
Device family
  • Agilex® 7 F-Tile
  • Intel Stratix 10
  • Intel Arria 10
  • Intel® Cyclone® 10 GX
  • Arria V
  • Stratix V
ターゲットのデバイスファミリー。このパラメーターは、プロジェクトのデバイスの値を継承します。
Direction

トランスミッター

レシーバー

HDMIレシーバーを選択します。
Pixels per clock 9 クロックあたり2または8ピクセル

1クロックで処理されるピクセル数を特定します。

  • Support FRL をオフにしている場合、クロックあたり2ピクセルをサポートします。
  • Support FRL をオンにしている場合、クロックあたり8ピクセルをサポートします。
Transceiver width 9 20または40ビット 必要なトランシーバーの幅を特定します。トランシーバーの幅は、並列に処理されるTMDSシンボルの数 (クロックあたりのシンボル数) によって異なります。
  • Support FRL をオフにしている場合、トランシーバーの幅は20ビット (クロックあたり2シンボル) になります。
  • Support FRL をオンにしている場合、トランシーバーの幅は40ビット (クロックあたり4シンボル) になります。
Enable active video protocol AXIS-VVP Full、None 入力ビデオデータ形式を決定します。AXIS-VVP Fullに設定すると、ビデオ入力はAXI Streaming VVP Full仕様に従います。Noneに設定している場合は、ビデオ入力はクロック入力型のビデオ形式になります。
HDMI 2.1 variant FRL and TMDS、TMDS only HDMIバリアントの選択を決定します。
  • FRL and TMDSバリアントを選択すると、HDMI IPではFRLとTMDSの両方のモードをサポートできるようになります。
  • TMDS onlyバリアントを選択すると、FRLパスがなくなりリソースの使用率が低減されます。HDMI IPではTMDSモードのみがサポートされるようになります。
Support auxiliary On、Off 補助チャネルのエンコーディングを含めるかを決定します。このパラメーターはデフォルトでオンになっています。

このパラメーターは、Support FRLが有効になっている場合は常にオンになります。

Support deep color On、Off

コアでディープカラー形式をエンコードできるかを決定します。このパラメーターはデフォルトでオンになっています。

Support audio On、Off

コアでオーディオデータをエンコードできるかを決定します。

このパラメーターを有効にするには、Support auxiliary パラメーターを有効にしている必要があります。このパラメーターはデフォルトでオンになっています。

Support FRL 9 On、Off

オンにすると、FRLパスが有効になります。

有効にすると、補助ポートおよびオーディオポートと内部モジュールでは異なるクロックドメインを使用します。詳細はブロック図を参照してください。

Support HDCP 1.4 On、Off

オンにすると、HDCP 1.4 RXサポートが有効になります。このパラメーターは、 インテル® Arria® 10および インテル® Stratix® 10デバイスでのみ利用することができます。 10

Support HDCP 2.3 On、Off

オンにすると、HDCP 2.3 RXサポートが有効になります。このパラメーターは、 インテル® Arria® 10および インテル® Stratix® 10デバイスでのみ利用することができます。10

Support HDCP Key Management On、Off オンにすると、HDCPキー管理サポートが有効になります。このパラメーターは、Support HDCP 1.4またはSupport HDCP 2.3パラメーターをオンにしている場合にのみ使用することができます。10
注: バージョン21.3以降のHDCPキー管理サポートは、バージョン21.2以前のKEYENCと互換性がありません。KEYENCバージョン21.3以降を使用してHDCPプロダクション・キーを再暗号化する必要があります。詳細は、HDMIインテルArria 10 FPGA IPデザイン例のユーザーガイドおよび HDMI Intel Stratix 10 FPGA IP Design Example User Guide を参照してください。
Manufacturer OUI

Manufacturer Organizationally Unique Identifier (OUI) で、製造されるデバイスに割り当てられるものです。アドレス0xD0、0xD1、および0xD2のSCDCレジスターに書き込まれます。

3バイトの16進数データを入力します。

Device ID String

Device Identification (ID) 文字列で、SCDCレジスターのアドレス0xD3から0xDaに書き込まれます。

このパラメーターを使用して、シンクデバイスを識別します。最大8文字のASCII文字を入力することができます。8文字未満を使用すると、未使用のバイトは0x00に設定されます。

Hardware Revision

ハードウェアのメジャーリビジョンとマイナーリビジョンを示します。1バイトの整数データを入力します。

  • 上位バイトはメジャーリビジョンを表します。
  • 下位バイトはマイナーリビジョンを表します。

ハードウェアのメジャーリビジョンは、シリコンまたはボードのメジャーリビジョンでインクリメントします。ハードウェアのマイナーリビジョンはマイナー・シリコン・リビジョンまたはマイナー・ボード・リビジョンでインクリメントし、メジャーリビジョンがインクリメントすると0にリセットされます。

Include I2C slave On、Off

オンにすると、I2Cのペアが含まれ、EDIDレジスターとSCDCレジスターに使用します。

Include EDID RAM On、Off オンにすると、RXのEDID情報を格納するRAMが含まれます。 11
EDID RAM size 12 2N の倍数

メモリーサイズを N ビットワード数で指定します。値は2N の倍数にする必要があります。

例えば、デフォルトのメモリーサイズは256ワードで、N = 8で28になります。

N により、RAMの Avalon®メモリーマップド・インターフェイスのアドレスバスの幅も決まります。

RAM file path 12

メモリーの初期コンテンツ。ファイルは .hex または .mif ファイルタイプにする必要があります。

HPD signal polarity 0、1 コネクターからのホットプラグ検出 (HPD) 信号の極性を指定します。
  • 0: 負
  • 1: 正
注: Bitecドーターカードの場合は、極性は常に0に設定します。
Include I2C Master/Slave On、Off

オンにすると、HDMIシンクにI2Cターゲットが含まれ、DDCチャネル通信で使用できるようになります。

これにより、EDID RAM、およびSCDCレジスターへのI2CアクセスをHDMIソースに提供します。

Include I2C IO Pads On、Off オンにすると、RX IPコアのコンポーネントでI2C I/Oパッドがインスタンス化されます。 13

Enable Active Video ProtocolAXIS-VVP Full に設定すると、HDMIシンクのGUIに Advanced Configuration タブが表示されます。Advanced Configuration タブには次のパラメーターが含まれます。

パラメーター 詳細
Video in and out use the same clock On、Off
  • SUPPORT_FRL = 1の場合は、このパラメーターをOnに設定します。CV2AXIコアの入力と出力は同じクロックソースによって駆動されます。axi4s_clk および vid_clk は、同じ固定クロックソースで駆動します。クロック周波数は、225Mhz以上にする必要があります。
  • SUPPORT_FRL = 0の場合は、このパラメーターをオフに設定します。vid_clk 周波数 = レーンあたりのデータレート / トランシーバー幅 / 色深度比になるように駆動します。axi4s_clk は固定クロック周波数に駆動します。axi4s_clk クロック周波数は、vid_clk 以上にする必要があります。
    注: SUPPORT_FRL = 0は現在、Active Video Protocol = AXIS-VVP Fullの場合はサポートされません。
Enable user-defined packet support On、Off
  • オンに設定すると、ユーザー定義のパケットサポートが有効になります。補助データは、ホスト・プロセッサーを使用して、ユーザー・パケット・レジスターのコンフィグレーションを介して抽出することができます。
  • オフに設定すると、ユーザー定義のパケットサポートは無効になります。
Enable AXIS auxiliary packet interface On、Off
  • オンに設定すると、AXI4-Stream補助パケット・インターフェイスが有効になります。補助データは、AXI4-Stream補助パケット・インターフェイスを介して受信することができます。
  • オフに設定すると、AXI4-Stream補助パケット・インターフェイス・サポートは無効になります。
9 このパラメーターは、 インテル® Arria® 10および インテル® Stratix® 10デバイスでのみ利用することができます。
10 HDCPに関連するパラメーターは インテル® Quartus® Primeプロ・エディションに含まれていません。HDCPの機能を利用する場合は、インテルまでお問い合わせください (https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/details/fpga/intellectual-property/interface-protocols/products.html)。
11 このパラメーターは、Include I2C slave をオンにしている場合にのみ使用することができます。
12 このパラメーターは、Include EDID RAM をオンにしている場合にのみ有効になります。
13 このパラメーターは、Include I2C Master/Slave パラメーターをオンにしている場合にのみ有効になります。