HDMI Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683798
日付 12/04/2023
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ドキュメント目次

6.1.7. シンクのオーディオデコーダー

Audio Clock Regeneration パケットでは、オーディオ・サンプルクロックの合成に必要なCTS値とN値を送信します。コアでは、CTS値およびN値をコアの外部で利用できるようにします。

オーディオ・クロック・シンセサイザーでは、位相カウンターを使用してオーディオ・サンプルレートを回復します。オーディオ・クロック・シンセサイザーからの出力では、接続しているソースデバイスからのオーディオ・サンプルクロックと同じレートで有効パルスを生成します。この有効パルスは、オーディオサンプルの有効信号としてコアの外部で利用することができます。この信号ではFIFOから読み出し、オーディオサンプルのレートを制御します。オーディオ・デパケタイザーでは、FIFOへの入力を駆動します。

オーディオ・デパケタイザーは、受信するオーディオ・サンプル・パケットから32ビット・オーディオ・サンプル・データを抽出します。Audio Sampleパケットでは、1つから4つのサンプルデータ値を保持することができます。オーディオ形式は、受信オーディオデータ形式を示します。詳細は、表 27 で定義されています。

Audio InfoFrameパケットとAudio Metadataパケットは、コア内では使用されません。パケットはキャプチャーされると、コアの外部に提供されます。ビットフィールド (コントロール・ビットを除く) は、表 28表 29表 30、および表 31 で定義されています。予約済みビットでは0が返されます。