Arria 10におけるプロトコル経由のCvP初期化およびパーシャル・リコンフィギュレーション ユーザーガイド

ID 683871
日付 5/02/2016
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ドキュメント目次

1.5. CvPの機能

データ圧縮

Quartus PrimeソフトウェアのDevice and Pin Optionsダイアログ・ボックスにあるConfigurationページのGenerate compressed bitstreamをオンにすることで、コア・イメージの圧縮を選択することができます。ただし、ペリフェラル・イメージは圧縮することはできません。コア・イメージを圧縮すると、ストレージ要件を抑えることができます。

圧縮されたコア・イメージでFPGAをコンフィギュレーションするのであれば、FPGAのコア・イメージを更新する際に圧縮されたイメージを使用する必要があります。

データ暗号化

コア・イメージを暗号化する選択が可能です。ただし、ペリフェラル・イメージは暗号化することはできません。暗号化されたコア・イメージでFPGAをコンフィギュレーションするには、セキュリティー・キーを使用してFPGAを再度プログラムする必要があります。このキーは、受信コンフィギュレーション・ビットストリームの復号に使用されます。

AS、PS、あるいはFPPスキームを使用してFPGAをコンフィギュレーションする場合、キーがプログラムされたFPGAは暗号化されたビットストリームと暗号化されていないビットストリームの両方を受け入れることができます。ただしCvPを使用する場合、キーがプログラムされたFPGAは暗号化されたビットストリームのみ受け入れることができます。コア・イメージのリビジョンすべてを暗号化するには、同じキーを使用してください。
表 2.  暗号化されたコンフィギュレーション・データに向けてサポートされたクロック・ソース以下のテーブルは、CvPシステムで使用される従来のスキームに向けてサポートされるクロック・ソースを表しています。
キー・タイプ アクティブ・シリアル パッシブ・シリアル Fastパッシブ・パラレル
外部クロック 内部クロック 外部クロック 外部クロック
揮発性キー
不発揮性キー 12.5 MHz