Arria 10におけるプロトコル経由のCvP初期化およびパーシャル・リコンフィギュレーション ユーザーガイド

ID 683871
日付 5/02/2016
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ドキュメント目次

4.2. CvPドライバのフロー

以下の図は、提供のCvPドライバのフローを表しています。このフローは、FPGAに電源が投入されておりコントロール・ブロックはペリフェラル・イメージでFPGAをコンフィギュレーション済みであると仮定しています。このことは、CvPステータス・レジスタのCVP_ENビットで表されています。

この図で示されるように、Start Teardownフローの3つ目のステップにおいて、CVP DATAレジスタへの244のダミー・コンフィギュレーション・ライトあるいはこのデバイスに対してメモリ・スペースBARで定義されたアドレスに244個のメモリ・ライトが必要とされます。メモリ・ライトはコンフィギュレーション・ライトよりもスループットが高いため、より好ましいとされます。ダミー・ライトは2 msの遅延を発生させるため、コントロール・ブロックが必要となる動作を完了することを可能とします。

図 10. CvPドライバのフロー

Arria 10などの高集積度を持つデバイスでは、CVPステータス・レジスタ・ビットのアサーションに最大で500 ms待機することが必要となる場合があります。