Arria 10におけるプロトコル経由のCvP初期化およびパーシャル・リコンフィギュレーション ユーザーガイド

ID 683871
日付 5/02/2016
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ドキュメント目次

6.3. PRデザインのフロアプラン

実装するいずれのペルソナに対してもスタティック領域を持つPR領域のインタフェースが統一されるよう、LogicLock Plus領域を作成する必要があります。PR領域のペルソナがそれぞれ異なるエリア要件を持つ場合、その領域の最大のペルソナが収まるのに十分なリソースを持つLogicLock Plus領域を作成する必要があります。プロジェクトのスタティック領域は必ずしもフロアプランは必要ではありませんが、特定のスタティック領域に対してフロアプランを作成することも可能です。

PR領域に割り当てるLogicLock Plus領域のサイズには制限はありませんが、Quartus PrimeソフトウェアによってPR領域のペリフェラルにwire-LUTが追加されるため、PR領域のLogicLock Plus領域は同等の非PR領域よりもわずかに大きくする必要があります。PR領域にはパーシャル・リコンフィギュレーションが可能なリソースのみが含まれていることを確認してください。つまりPRのLogicLock Plus領域にはLAB、DSP、およびRAMブロックのみ含めることができます。PR領域を複数作成する場合、各PR領域の間に少なくともスタティック領域カラムが1つ含まれていることを確認してください。

Arria 10デバイスでは、PRプログラミング・ファイルのサイズはPR領域のカラム数に比例します。つまり、広く短いPR領域を使用することでPRプログラミング・ファイルのサイズを小さくすることができます。