Arria 10におけるプロトコル経由のCvP初期化およびパーシャル・リコンフィギュレーション ユーザーガイド

ID 683871
日付 5/02/2016
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ドキュメント目次

7.1. Qsysシステムの作成

  1. ToolsメニューのQsysをクリックします
  2. QsysプロジェクトにArria 10 Hard IP for PCI Expressを追加します
  3. System Settingsで以下の設定を指定します
    パラメータ
    Application interface type コア初期化
    HIP mode Gen3:x8、インタフェース:256ビット、250 MHz
    Port type ネイティブ・エンドポイント
    注: 上記の設定方法は、PCIe経由のPRアプリケーションのみに使用されます。PCIe経由でこれとは別のロジックをドライブするのであれば、状況に応じてPCIe Hard IPコンフィギュレーションを変更することができます。
    図 16. PCI Express向けArria 10ハードIPのシステム設定

  4. Avalon-MM Settingsで、Instantiate internal descriptor controllerオプションをオンにします。その後、以下のパラメータを指定します。
    パラメータ
    Avalon-MM address width 64ビット
    Address width of accessible PCIe memory space 40

  5. Base Address Registersで、以下のパラメータを指定します。
    パラメータ
    BAR2 64ビット・プリフェッチ可能
    注: 任意のBARが使用可能です。このデザイン例では、BAR2はPR IPコア内部ホストに接続されています。
  6. Device Identification Registers、PRドライバ要件の通りにVendor IDDevice IDがそれぞれ0x000011720x00000008に設定されていることを確認します
  7. パーシャル・リコンフィギュレーションIPコアを以下の設定でQsysプロジェクトに追加します
    パラメータ
    Use as PR Internal Host このオプションをオンにします
    Enable JTAG debug mode このオプションをオンにします
    Enable Avalon-MM slave interface このオプションをオンにします
    Input data width 16
    Clock-to-Data ratio 1
    Divide error detection frequency by 1
    Auto-instantiate PR block このオプションをオンにします
    Auto-instantiate CRC block このオプションをオンにします
    図 17. パーシャル・リコンフィギュレーションIPコアの設定

  8. Altera IOPLLを以下の設定でQsysプロジェクトに追加します
    注: 設定はデザイン要件によって異なります。
    パラメータ
    PLL Mode Integer-N PLL
    Reference Clock Frequency 250.0
    Desired Frequency 62.5
    Desired Duty Cycle 50.0
    図 18. Altera IO PLLパラメータ

  9. 次の図で示すようにQsysインタコネクトを完成し、IO PLL-LockedおよびPR-Freeze信号はトップレベルのデザインでの使用に備えてエクスポートされます
    図 19. Qsysインタコネクト

  10. Qsysシステムを保存しGenerate HDL Synthesisをクリックします