Arria 10におけるプロトコル経由のCvP初期化およびパーシャル・リコンフィギュレーション ユーザーガイド

ID 683871
日付 5/02/2016
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ドキュメント目次

7.7. ハードウェアの立ち上げ

ハードウェアでデザインをテストする前に、Device under Test(DUT)システムにsimple PR over PCI Expressドライバをインストールする必要があります。現在のところ、Linux exampleドライバのみ利用可能です。

テスト・セットアップには以下のコンポーネントが含まれます。

  • Arria 10 FPGA開発キット
  • USB Blaster
  • Arria 10 FPGA開発キットを接続する予備のPCI Expressスロットを備えた、Linuxを実行するDUT PC
  • ベース・デザイン・イメージの.sofファイルをプログラミングするQuartus Prime Proエディション・ソフトウェアを実行するホストPC
PRデモ・ソフトウェアを入手されたい場合は、アルテラまでお問い合わせください。PRデモ・ソフトウェアは以下で構成されています
  • PRアプリケーション・ソフトウェア
  • PCI Expressドライバ
PRアプリケーション・ソフトウェアは、PR RBFに対しファイル・ハンドリングとバイト・スライスを実行します。以下の手順は、PRアプリケーション・ソフトウェアのウォークスルーを説明します。
  1. PCIeドライバAPIを使用してPCIeデバイスを開きます
  2. PR RBFファイルを開きます
  3. PR IPのアドレス・オフセット0x10x0001を書き込み、PR動作を開始します
  4. ファイルの終わりまでPR IPアドレス・オフセット0x0に16/32ビットのデータを書き込み、PRビットストリームの送信を開始します
  5. PRステータスを確認し、PR done、PR errorおよびCRC errorをレポートします
デフォルトのLinux IOコールを使用するPCI Expressドライバは、ユーザー・アプリケーションに対してWrite、Read、Open、CloseといったベーシックなKernel APIを提供します。
図 27. PRデモのウォークスルーを表すフロー図
注:
  • Kernel 3.10を使用する場合、alt_up_pci_driver.calt_up_pci_driver.hの編集が必要です。
    • _devinit_devinitdata_devinitconst_devexit_devexitdata_devexitconstパラメータを削除し再度生成します。
  • アルテラでは、ボードに十分な電力を供給するためには外部電源を使用することを推奨しています。