Arria 10におけるプロトコル経由のCvP初期化およびパーシャル・リコンフィギュレーション ユーザーガイド

ID 683871
日付 5/02/2016
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ドキュメント目次

1.7. CvPピン

次のテーブルは、CvPピンの説明と接続ガイドラインを示しています。
表 3.  CvPピンの説明と接続ガイドライン
ピンの名称 ピンの種類 ピンの説明 ピンの接続方法
CvP_CONFDONE 出力

CvP_CONFDONEピンはコンフィギュレーション中はLowでドライブされます。PCIe経由のコンフィギュレーションが完了すると、信号はリリースされ外部プルアップ・レジスタによりHighにプルアップされます。

CvP InitializationモードでFPGAをコンフィギュレーションする間、FPGAが正常にコンフィギュレーションされたかを判断するには、CONF_DONEピンがHighとなった後このピンを観察する必要があります。

CvPモードを使用していない場合、このピンをユーザーI/Oピンとして使用可能です。

このピンを専用出力として設定する場合、VCCPGM電源は受信側の電圧仕様を満たす必要があります。

このピンがopen-drain出力として設定されている場合、外部10-kΩプルアップ・レジスタ、VCCPGM電源か、受信側の入力電圧仕様を満たす別のプルアップ電圧に接続します。これにより、電圧平準化のメリットが得られます。

nPERST[L,R][0:1] 入力

このピンは、PCIe仕様に向けた専用の基本リセット・ピンとしてPCI ExpressハードIPコアに接続されます。信号がLowの場合、CvP動作に使用するトランシーバと専用PCIe Hard IPブロックはresetモードとなります。

nPERST[L,R]0/nPERST[L,R]1をPCIeスロットのPERST#ピンに接続します。このピンは、1.8Vで電源供給され、1.8Vに準拠したI/O規格でドライブする必要があります。

PCIe Hard IPにつき1つのnPERSTピンのみ使用可能です。これらのピンは以下のロケーションに位置します。
  • nPERSTL0 = PCIe HIP & CvPの左下
  • nPERSTL1 = (利用可能な場合)PCIe Hard IPの右上
  • nPERSTR0 = (利用可能な場合)PCIe Hard IPの右下
  • nPERSTR1 = (利用可能な場合)PCIe Hard IPの右上
PCIe Hard IPの左下のロケーションはPCIeリンクを使用したCvPをサポートする唯一のロケーションであるため、最良の互換性を得るためには、常にPCIe Hard IPの左下から使用してください。