Arria 10におけるプロトコル経由のCvP初期化およびパーシャル・リコンフィギュレーション ユーザーガイド

ID 683871
日付 5/02/2016
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ドキュメント目次

1.6. Autonomousモード

アルテラのFPGAデバイスは通常、ペリフェラル・イメージへのコンフィギュレーション・ビットを最初に受信し、次にコア・イメージへのビットを受信します。コア・イメージのコンフィギュレーションが完了すると、デバイスはユーザー・モードとなります。Autonomousモードでは、ペリフェラルのコンフィギュレーションが完了するとPCI ExpressハードIPは動作を開始します。Autonomousモードは、ユーザー・モードとなる前、つまりコア・コンフィギュレーション実行中にPCIe IPコアが動作することを可能とします。

Autonomousモードではリンク・トレーニングの完了後、PCI ExpressハードIPはコンフィギュレーション・リクエスト・リトライ・ステータス(CRRS)を使用しホストからのコンフィギュレーション・リクエストに応答します。Autonomousモードは、FPGAのコンフィギュレーションにCvPを使用しない場合に有用ですが、100 ms PCIeウェイクアップ時間の要件を満たす必要があります。
注: Arria 10デバイスを最大限に活用するには、アルテラではPCI ExpressハードIPの左右どちらかのボトムを使用してGen3動作に向けた100 ms PCIeウェイクアップ時間の要件を満たすことを推奨しています。