インテルのみ表示可能 — GUID: sam1412835918956
Ixiasoft
1. Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズ汎用I/Oの概要
2. Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズ GPIOバンク
3. Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズHPS I/Oバンク
4. Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズSDM I/Oバンク
5. Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズ I/Oのトラブルシューティング・ガイドライン
6. Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズ汎用I/O IP
7. プログラム可能なI/O機能の説明
8. Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズの関連資料
9. Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズアーカイブ
10. Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズ改訂履歴
2.5.1. VREFソースと VREF ピン
2.5.2. VCCIO_PIO電圧に基づくI/O規格の実装
2.5.3. OCTキャリブレーション・ブロックの要件
2.5.4. I/Oピンの配置要件
2.5.5. I/O規格の選択とI/Oバンク供給電圧の互換性チェック
2.5.6. 同時スイッチング・ノイズ
2.5.7. 特殊ピンの要件
2.5.8. 外部メモリー・インターフェイスのピン配置要件
2.5.9. HPS共有I/Oの要件
2.5.10. クロック要件
2.5.11. SDM共有I/Oの要件
2.5.12. 未使用ピン
2.5.13. 未使用GPIOバンクにおける 電圧設定
2.5.14. 電源シーケンスにおけるGPIOピン
2.5.15. GPIO入力ピンのドライブ強度要件
2.5.16. 最大DC電流の制約
2.5.17. 1.2V I/Oインターフェイスの電圧レベル互換性
2.5.18. Avalonストリーミング・インターフェイス・コンフィグレーション・スキームのGPIOピン
2.5.19. I/Oレーンあたりの真の差動信号の最大レシーバーペア
インテルのみ表示可能 — GUID: sam1412835918956
Ixiasoft
6.1.7.2. 遅延要素
Quartus® Prime開発ソフトウェアでは、I/Oタイミング解析におけるスラックを最大にする遅延要素の自動設定は行われません。タイミングを収束させる、またはスラックを最大にするには、遅延要素を Quartus® Prime設定ファイル (.qsf) で手動で設定する必要があります。
遅延要素 | .qsf 割り当て |
---|---|
入力遅延要素 | set_instance_assignment –to <PIN> -name INPUT_DELAY_CHAIN <0..63> |
出力遅延要素 | set_instance_assignment –to <PIN> -name OUTPUT_DELAY_CHAIN <0..15> |
出力イネーブル遅延要素 | set_instance_assignment –to <PIN> -name OE_DELAY_CHAIN <0..15> |
Agilex™ 7 FPGAs and SoCs Device Data Sheet: F-Series and I-Series では、FastモデルとSlowモデルにおける遅延チェーン仕様とオフセット設定に関する情報を提供しています。
- Fastモデル - 最大遅延チェーンオフセットの設定を選択し、最速のプロセスを使用する場合の遅延値を指定します。
- Slowモデル - 最大遅延チェーンオフセットの設定を選択し、特定のスピードグレード内で最も低速のプロセスを使用する場合の遅延値を指定します。
例えば、スピードグレードが -1の Agilex™ 7 FシリーズまたはIシリーズデバイスを使用して、入力遅延チェーン設定を#10に割り当てる場合は、次のようになります。
- 最小遅延値 = 10 * Fastモデルの遅延仕様 / 63 = x ns
- 最大遅延値 = 10 * -1V Slowモデルの遅延仕様 / 63 = y ns
デザインで -1のデバイス・スピードグレードを選択している場合、入力遅延の範囲は x nsから y nsになります。
注: IOE遅延チェーンは、プロセス、電圧、温度 (PVT) の補償がされていないため、遅延チェーンの値はPVTによって変化します。