Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズ

ID 683780
日付 10/07/2024
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ドキュメント目次

6.2.5. QSF割り当て

FシリーズおよびIシリーズデバイスでは、 Quartus® Prime設定ファイル (.qsf) の次の終端関連の割り当てをサポートしています。

  • INPUT_TERMINATION
  • OUTPUT_TERMINATION
  • TERMINATION_CONTROL_BLOCK
  • RZQ_GROUP
表 61.  QSF割り当て
QSF割り当て 詳細
INPUT_TERMINATION

OUTPUT_TERMINATION

入力/出力終端の割り当てでは、該当するピンの終端値をオームで指定します。

例えば、次のようになります。

set_instance_assignment -name INPUT_TERMINATION <value> -to <pin name>
set_instance_assignment -name OUTPUT_TERMINATION <value> -to <pin name>

直列/並列終端ポートを有効にするには、これらの割り当てを含め、ピンの直列および並列終端値を指定します。

OCT Intel® FPGA IPからの ser_data ポートをGPIO Intel® FPGA IPに接続していることを確認します。

例えば、次のようになります。
set_instance_assignment -name INPUT_TERMINATION "PARALLEL <VALUE> OHM WITH CALIBRATION" -to <pin>
set_instance_assignment -name OUTPUT_TERMINATION "SERIES <VALUE> OHM WITH CALIBRATION" -to <pin>
TERMINATION_CONTROL_BLOCK

フィッターに、目的のOCTブロックから指定ピンへの適切な接続を行うように指示します。この割り当ては、I/Oバッファーが明示的にインスタンス化されておらず、ピンを特定のOCTブロックに関連付ける必要がある場合に役立ちます。

例えば、次のようになります。

set_instance_assignment -name TERMINATION_CONTROL_BLOCK <desired OCT BLK> -to <pin name>
RZQ_GROUP

フィッターは、ネットリストで rzq ピン名を検索します。ピンが存在しない場合、フィッターは、OCT IPと対応する接続とともにピン名を作成します。これにより、既存または存在しないOCTでキャリブレーションされるピンのグループを作成し、フィッターでデザインの正当性を保証できるようになります。

例えば、次のようになります。

set_instance_assignment -name RZQ_GROUP <rzq pin name> -to <pin name>

終端は、入力バッファーと出力バッファーに存在するもので、場合によっては同時に存在することもあります。

ピンのグループをOCTブロックに関連付ける方法は2つあります。

  • .qsf 割り当てを使用して、関連付けられているピン (バス) とOCTブロックを示します。TERMINATION_CONTROL_BLOCK 割り当てを使用して、RTLでピンとインスタンス化されているOCTを関連付けることができます。
  • トップレベルでI/Oバッファーのプリミティブをインスタンス化し、それらを適切なOCTブロックに接続します。
図 49. OCTブロックとI/Oバッファーの接続次の図では、I/Oバッファーのプリミティブから該当するOCTブロックへの接続を示しています。
注: 同じVCCIOをもつ同じバンク行内のすべてのI/Oバンクでは、1つのOCTブロックを共有することができます。これは、そのI/Oバンクに独自のOCTブロックがある場合にも該当します。キャリブレーション付きの終端をサポートする任意の数のI/Oピンを1つのOCTブロックに接続することができます。互換性のあるコンフィグレーションのI/OをOCTブロックに接続していることを確認してください。また、OCTブロックとそれに対応するI/OのVCCIOおよび直列または並列終端値が同じであることを確認します。これらの設定を使用して、フィッターは、I/OおよびOCTブロックを同じ列に配置します。ブロックに接続されているピンがない場合、 Quartus® Prime開発ソフトウェアでは警告メッセージが生成されます。