Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズ

ID 683780
日付 10/07/2024
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ドキュメント目次

6.1.5.1.1. 入力パス

パッドでは入力バッファーにデータを送信し、入力バッファーから遅延要素に供給します。データが遅延要素の出力に向かうと、プログラム可能なバイパス・マルチプレクサーにより、使用する機能とパスが選択されます。

それぞれの入力パスには、フルレートとハーフレートの2段階のDDIOが含まれています。

図 35. シングルエンドGPIO入力パスの簡略図


  1. パッドでデータを受信します。
  2. DDIO IN (1) では、ck_fr の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジでデータをキャプチャーし、データをシングル・データレートで送信します。次の波形図では信号 (A) および (B) に該当します。
  3. DDIO IN (2) とDDIO IN (3) ではデータレートが半分になります。
  4. dout[3:0] は、データをハーフレート・バスとして提供します。
図 36. DDIOモードでハーフレート変換を行う場合の入力パスの波形

次の図では、データはダブル・データレートのフルレートクロックからシングル・データレートのハーフレート・クロックに移ります。データレートは4で分周され、バスサイズは同じ比率で増加します。GPIO IPを経由する全体的なスループットは変わりません。

異なる信号間の実際のタイミング関係は、フルレートクロックとハーフレート・クロックに選択している特定のデザイン、遅延、および位相に応じて異なる場合があります。



注: GPIO IPは、双方向ピンのダイナミック・キャリブレーションをサポートしていません。