インテルのみ表示可能 — GUID: kla1645671532546
Ixiasoft
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7. プログラム可能なI/O機能の説明
I/O機能 | 説明 | |
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プログラム可能な出力スルーレート・コントロール | 各I/Oピンにはスルーレート・コントロールが含まれており、ピンごとにスルーレートを指定できます。スルーレート・コントロールは、信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方に影響します。 より速いスルーレートでは、高性能システムに対する高速遷移が提供されます。一方、より遅いスルーレートではシステムノイズとクロストークが低減しますが、立ち上がりエッジと立ち下がりエッジにわずかな遅延が加わります。 |
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プログラム可能なIOE遅延 | プログラム可能なIOE遅延をアクティブにすることで、ホールド時間を0にしたり、セットアップ時間の最小化、またはクロックから出力までの時間を大きくすることができます。この機能によりバスの信号間の不確実性が最小限に抑えられるため、読み出しおよび書き込みのタイミングマージンに有効です。 それぞれのピンでは、ピンから入力レジスターまでの入力遅延、または出力レジスターから出力ピンまでの遅延が異なる場合があります。これにより、1つのバス内の信号がデバイスに出入りする際の遅延が同じになるようにします。 |
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プログラム可能なオープンドレイン出力 | プログラム可能なオープンドレイン出力により、出力バッファーへのロジックがHighの際に、出力でのハイインピーダンス状態を提供します。出力バッファーへのロジックがLowの場合、出力はLowになります。 複数のオープンドレイン出力を1つのワイヤーに接続できます。この接続タイプは論理OR関数のようなもので、一般的には、アクティブLowワイヤードOR回路と呼ばれます。出力の少なくとも1つが論理0状態 (アクティブ) の場合、回路では電流を吸い込み、ラインを低電圧にします。 複数のデバイスをバスに接続する場合は、オープンドレイン出力を使用できます。例えば、オープンドレイン出力は、任意のデバイスによってアサートできるシステムレベルのコントロール信号に使用したり、割り込みとして使用できます。 |
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プログラム可能なバスホールド | 各入力または双方向ピンでは、コンフィグレーション後にのみアクティブになるオプションのバスホールド機能をサポートします。デバイスがユーザーモードに入ると、バスホールド回路では、コンフィグレーション終了時のピンの値をキャプチャーします。 バスホールド回路では、抵抗を使用して信号レベルを最後に駆動されたピンの状態に弱く引き込みます。バスホールド回路は、次の入力信号が提供されるまでこのピンの状態を保持します。そのため、バスがトライステートの場合に、信号レベルを保つ外部プルアップまたはプルダウン抵抗は必要ありません。 それぞれの入力ピンまたは双方向ピンを個別に指定し、バスホールド回路で非駆動ピンを入力しきい値電圧から引き離すことができます。これを行わないと、ノイズにより意図しない高周波スイッチングが発生する可能性があります。信号のオーバードライブを防止するため、バスホールド回路では、入力ピンまたは双方向ピンの電圧レベルをI/Oバンクの電源レベルよりも低く駆動します。 |
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プログラム可能なプルアップ抵抗 | サポートされているバンクの各入力ピンまたは双方向ピンでは、ユーザーモードにおいてオプションのプログラム可能なプルアップ抵抗を提供します。プルアップ抵抗により、ピンをI/Oバンクの電源レベルに弱く保持します。 |
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プログラム可能なプルダウン抵抗 | サポートされているバンクの各I/Oピンでは、ユーザーモードにおけるオプションのプログラム可能なプルダウン抵抗を提供します。プルダウン抵抗により、I/Oをグランドレベルに弱く保持します。 |
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プログラム可能なプリエンファシス | プリエンファシスでは、スイッチング時に出力信号の高周波コンポーネントを瞬間的にブーストし、出力スルーレートを高めます。必要なプリエンファシス量は、伝送ラインの高周波コンポーネントの減衰によって異なります。 詳細は、プログラム可能なプリエンファシス を参照してください。 |
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プログラム可能なデエンファシス | デエンファシスでは、シンボルの期間が指定よりも長い場合に、I/O信号の高さを減衰します。デエンファシスを使用すると、信号の振幅を変更し、長い伝送パスでの信号の劣化を補正することができます。 詳細は、プログラム可能なデエンファシス を参照してください。 |
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プログラム可能な差動出力電圧 | プログラム可能なVOD設定では、出力アイ開口部を調整し、トレース長と消費電力の最適化が可能になります。VODスイングを大きくすると、レシーバー側の電圧マージンが改善します。VODスイングを小さくすると、消費電力の低減になります。 詳細は、プログラム可能な差動出力電圧 を参照してください。 |
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シュミットトリガー | シュミットトリガーを使用すると、入力バッファーでは、低速の入力エッジレートに高速の出力エッジレートで応答できるようになります。最も重要なことは、シュミットトリガーでは入力バッファーにヒステリシスが提供されることです。これにより、ロジックアレイに駆動される入力信号で、立ち上がりが遅いノイズの多い入力信号のリンギングまたは発振を防ぎます。 この機能では、デバイスの入力にシステムノイズ耐性を提供しますが、わずかな公称入力遅延が追加されます。 |