Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズ

ID 683780
日付 10/07/2024
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ドキュメント目次

6.1.5.1.2. 出力パスと出力イネーブルパス

出力遅延要素では、出力バッファーを介してパッドにデータを送信します。

それぞれの出力パスには、フルレートとハーフレートの2段階のDDIOが含まれています。

図 37. シングルエンドGPIO出力パスの簡略図


図 38. DDIOモードでハーフレート変換を行う場合の出力パスの波形
図 39. 出力イネーブルパスの簡略図


出力パスと出力イネーブル (OE) パスの違いは、OEパスにフルレートDDIOが含まれないことです。OEパスでパッキング・レジスターの実装をサポートするには、シンプルレジスターをフルレートDDIOとして動作させます。同じ理由で、ハーフレートDDIOは1つのみ存在します。

OEパスは、次の3つの基本的なモードで動作します。

  • バイパス - コアはデータを遅延要素に直接送信します。DDIOはすべてバイパスされます。
  • パッキングされたレジスター - ハーフレートDDIOをバイパスします。
  • ハーフレートでのSDR出力 - ハーフレートDDIOでは、データをフルレートからハーフレートに変換します。
注: GPIO IPは、双方向ピンのダイナミック・キャリブレーションをサポートしていません。