Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズ

ID 683780
日付 10/07/2024
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ドキュメント目次

2.4.1.2. OCTキャリブレーション・ブロック

GPIOバンクで利用可能な2つのOCTキャリブレーション・ブロックを使用して、OCTをキャリブレーションできます。

各OCTキャリブレーション・ブロックでは、同じ行に配置されているGPIOバンクのI/Oバッファーのみをキャリブレーションできます。例えば、バンク2AのOCTキャリブレーション・ブロックを使用して、バンク2A、2B、2C、および2DのI/Oバッファーをキャリブレーションできますが、バンク3A、3B、3C、および3DのI/Oバッファーはキャリブレーションできません。

各OCTキャリブレーション・ブロックでは、POD12 I/O規格を除くすべてのI/O規格において2つのRS OCT設定と2つのRT OCT設定をキャリブレーションできます。POD12 I/O規格を使用する場合、各キャリブレーション・ブロックではPOD12 I/Oバッファーの1つのRS OCTと1つのRT OCT、および他のI/O規格の1つのRS OCTと1つのRT OCTをキャリブレーションできます。

OCTキャリブレーション・プロセスでは、特定のI/Oバンクの各キャリブレーション・ブロックで使用可能な RZQ ピンを使用して、直列キャリブレーション終端および並列キャリブレーション終端を行います。

  • 各OCTキャリブレーション・ブロックには、外部240Ω リファレンス抵抗があります。これは、RZQ ピンを介して関連付けられます。
  • 外部 240Ω 抵抗を介して RZQ ピンを GND に接続します。
  • RZQ ピンでは、ピンが配置されているI/Oバンクと同じVCCIO_PIO電源電圧を共有します。
  • RZQ ピンは兼用I/Oピンです。キャリブレーション回路を使用しない場合は汎用I/Oピンとして機能します。
  • 1.2V VCCIO_PIOバンクでのみOCTキャリブレーション・ブロックを使用できます。