Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズ

ID 683780
日付 10/07/2024
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ドキュメント目次

5. Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズ I/Oのトラブルシューティング・ガイドライン

次のデバッグ・ガイドラインは初期のデバッグアクションです。必ずしもデザインの障害を解決するわけではありません。
表 38.  GPIOデバッグ・ガイドライン次の表は、FシリーズおよびIシリーズデバイスでGPIOシステムをデザインしている際における障害の症状と、それに関連して障害領域の特定に実行可能なデバッグアクションを一覧表示しています。
障害の症状 推奨されるデバッグアクション

バンク全体の1.2V LVCMOS出力が1.2Vに達しない。

  • 各電圧レールのパワーアップ・シーケンスとパワーダウン・シーケンスを時間に関して確認します。
  • Agilex™ 7パワー・マネジメント・ユーザーガイド で示されている推奨事項と電源シーケンスを比較します。
  • VCCIO_PIO電圧信号が1.2Vであることを確認します。

デザインのコンパイル時に、 Quartus® Prime開発ソフトウェアのエラーメッセージでVCCIOのI/O設定が正しくないことが示されている。

エラーメッセージの例: Illegal constraint of I/O bank to the location <I/O bank>

エラーメッセージで示されているI/Oピンを選択し、ピンのI/O設定を確認します。

デザインのコンパイル時に、 Quartus® Prime開発ソフトウェアで不正なI/Oのエラーメッセージが示されている。

エラーメッセージの例: Programmable VOD option is set to 1 for pin <pin_name>, but setting is not supported by <I/O standard>

エラーメッセージで示されているI/Oピンを選択し、ピンを正しいI/O機能に設定します。ピンの機能の詳細は、デバイスのピンアウトファイルを参照してください。

ピンをオープンドレイン出力ピンとしてコンフィグレーションできない。

  • ピンがデバイス・データシートに従い正しい電圧仕様に設定されていることを確認します。
  • ピンがオープンドレイン出力に正しく設定されていることを確認するには、コンパイルレポートまたはResource Property Editorをチェックします。

ピンでバスホールド機能の使用をコンフィグレーションできない。

ピンがプログラム可能なプルアップ抵抗に設定されていないことを確認します。ピンがプログラム可能なプルアップ抵抗に設定されている場合、バスホールド機能は使用できません。