Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズ

ID 683780
日付 10/07/2024
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ドキュメント目次

6.1.4. GPIO Intel® FPGA IPのインターフェイス信号

指定するパラメーターの設定に応じて、GPIO IPで使用できるインターフェイス信号は異なります。
図 31.  GPIO IPのインターフェイス


図 32.  GPIOのインターフェイス信号
表 44.  パッド・インターフェイス信号パッド・インターフェイスは、GPIO IPからパッドへの物理的な接続です。このインターフェイスは、IPコンフィグレーションに応じて入力、出力、または双方向のインターフェイスになります。この表の SIZE は、IPのパラメーター・エディターで指定されているデータ幅です。
信号名 入力/出力 詳細
pad_in[SIZE-1:0] 入力

パッドからの入力信号です。

pad_in_b[SIZE-1:0] 入力

パッドからの差動入力信号の負のノードです。このポートは、Use differential buffer オプションをオンにしている場合に利用可能です。

pad_out[SIZE-1:0] 出力 パッドへの出力信号です。
pad_out_b[SIZE-1:0] 出力

パッドへの差動出力信号の負のノードです。このポートは、Use differential buffer オプションをオンにしている場合に利用可能です。

pad_io[SIZE-1:0] 双方向

パッドとの双方向信号接続です。

pad_io_b[SIZE-1:0] 双方向

パッドとの差動双方向信号接続の負のノードです。このポートは、Use differential buffer オプションをオンにしている場合に利用可能です。

表 45.  データ・インターフェイス信号データ・インターフェイスは、GPIO IPからFPGAコアへの入力または出力インターフェイスです。この表の SIZE は、IPのパラメーター・エディターで指定されているデータ幅です。
信号名 入力/出力 詳細
din[DATA_SIZE-1:0] 入力

出力または双方向モードにおけるFPGAコアからのデータ入力です。DATA_SIZE はレジスターモードによって異なります。

  • バイパスまたはシンプルレジスター: DATA_SIZE = SIZE
  • DDIO、ハーフレート・ロジックなし: DATA_SIZE = 2 × SIZE
  • DDIO、ハーフレート・ロジックあり: DATA_SIZE = 4 × SIZE
dout[DATA_SIZE-1:0] 出力

入力または双方向モードにおけるFPGAコアへの出力データです。DATA_SIZE はレジスターモードによって異なります。

  • バイパスまたはシンプルレジスター: DATA_SIZE = SIZE
  • DDIO、ハーフレート・ロジックなし: DATA_SIZE = 2 × SIZE
  • DDIO、ハーフレート・ロジックあり: DATA_SIZE = 4 × SIZE
oe[OE_SIZE-1:0] 入力

出力モードで Enable output enable port がオンになっている場合、または双方向モードにおけるFPGAコアからのOE入力です。OEはアクティブHighです。データの送信時は、この信号を1に設定します。データの受信時は、この信号を0に設定します。OE_SIZE はレジスターモードによって異なります。

  • バイパスまたはシンプルレジスター: DATA_SIZE = SIZE
  • DDIO、ハーフレート・ロジックなし: DATA_SIZE = SIZE
  • DDIO、ハーフレート・ロジックあり: DATA_SIZE = 2 × SIZE

×4 DQグループの実装については、関連情報を参照してください。

表 46.  クロック・インターフェイス信号クロック・インターフェイスは入力クロック・インターフェイスです。コンフィグレーションに応じてさまざまな信号で構成されます。GPIO IPでは、0、1、2、または4つのクロック入力を備えることができます。クロックポートは異なるコンフィグレーションでは異なる表示になり、クロック信号で実行される実際の機能を反映します。
信号名 入力/出力 詳細
ck 入力

Half Rate logic パラメーターをオフにしている場合、入力パスと出力パスにおいて、このクロックはパッキングされたレジスターまたはDDIOに供給されます。

Separate input/output Clocks パラメーターをオフにしている場合、双方向モードにおいて、このクロックは入力パスと出力パスの一意のクロックになります。

ck_fr 入力

Half Rate logic パラメーターをオンにしている場合、入力パスと出力パスにおいて、これらのクロックはフルレートDDIOとハーフレートDDIOに供給されます。

Separate input/output Clocks パラメーターをオフにしている場合、双方向モードにおいて、入力パスと出力パスでこれらのクロックを使用します。

ck_hr
ck_in 入力

次の設定をどちらも指定している場合、双方向モードでは、これらのクロックは入力パスと出力パスにおいてパッキングされたレジスターまたはDDIOに供給されます。

  • Half Rate logic パラメーターをオフにする
  • Separate input/output Clocks パラメーターをオンにする
ck_out
ck_fr_in 入力

次の設定をどちらも指定している場合、双方向モードでは、これらのクロックは入力パスと出力パスにおいてフルレートDDIOとハーフレートDDIOに供給されます。

  • Half Rate logic パラメーターをオンにする
  • Separate input/output Clocks パラメーターをオンにする

例えば、ck_fr_out は出力パスのフルレートDDIOに供給されます。

ck_fr_out
ck_hr_in
ck_hr_out
cke 入力 クロックイネーブルです。

×4 DQグループの実装については、関連情報を参照してください。

表 47.  終端インターフェイス信号終端インターフェイスでは、GPIO IPをI/Oバッファーに接続します。
信号名 入力/出力 詳細
terminationcontrol 入力 終端制御ブロック (OCT) からバッファーへの入力です。この信号により、バッファーの直列/並列インピーダンス値を設定します。
表 48.  リセット・インターフェイス信号リセット・インターフェイスでは、GPIO IPコアをDDIOに接続します。×4 DQグループの実装については、関連情報を参照してください。
信号名 入力/出力 詳細
sclr 入力

同期クリア入力です。Enable synchronous clear / preset port オプションに None または Preset を選択している場合は使用できません。

aclr 入力

非同期クリア入力で、アクティブHighです。Enable asynchronous clear / preset port オプションに None または Preset を選択している場合は使用できません。

aset 入力

非同期セット入力で、アクティブHighです。Enable asynchronous clear / preset port オプションに None または Clear を選択している場合は使用できません。

sset 入力 同期セット入力です。Enable synchronous clear / preset port オプションに None または Clear を選択している場合は使用できません。